価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
株式会社渡辺ビニール化学工業所
| 事業者名 | 株式会社渡辺ビニール化学工業所 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 和気町 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
| 設立 | 1974年 |
同社は大正6年から工業用ゴム製品を手がけた渡辺ゴム工業を前身とし、昭和42年に金属プレス部門を立ち上げた。主力製品は金属プレス部品に樹脂をコーティングした製品で、自動車・建設機械業界への長年の納入実績がある。製品ニーズが増加すると見込まれる一方、溶接工程は外注していた。
抱えていた課題
やったこと
平成26年4月にアーク溶接機とスポット溶接機の2機種を導入した。導入に合わせて作業者の操作教育を行い、当初は3名が機械メーカーで作業方法などの実習を受け、資格を取得した。あわせて作業要領書の作成、材料別の箱票の添付、自主検査方法としての深さの確認、溶接作業チェックシートの活用など、作業システムの改善に取り組んだ。
溶接を内製化したことで、油圧シリンダーのカバーやバンドアッシーなどの溶接受注でコストダウンと短納期が実現した。カバーは以前は樹脂コーティングのみを外注していたが、内製化により収益面でもプラスになった。金属プレス、樹脂コーティングに溶接が加わり一貫生産が可能になったため、提案型営業ができるようになった。不具合やクレームはなく、ユーザーの評価も高い。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
金属プレスと樹脂コーティングを主力とし、溶接の内製化で一貫生産を目指す方向性は読み取れるが、過去の取組との関係は具体的に書かれていない。
自動車・建設機械業界への長年の納入実績と複合技術の優位性、溶接内製化による提案型営業への転換が具体的に書かれている。
需要増への対応として外注溶接を内製化し、コストダウンと納期短縮を図る課題認識と解決策が示されている。
コストダウンと納期短縮は述べられているが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
3名が機械メーカーで実習を受け資格を取得し、作業要領書や自主検査方法を整えた体制が具体的に書かれている。
不具合やクレームがなくユーザー評価が高いこと、溶接加工で一貫生産が可能になり提案営業できる点が示されている。
将来は塗装部門を立ち上げ一貫生産体制を目指すとあるが、具体的なスケジュールや課題解決方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
樹脂コーティングは高度な技術を要すると述べられるが、分野の普及度や高価格化の水準までは書かれていない。
自動車・建設機械業界の部品供給に関わり、地域の製造業の一貫生産化に触れているが、波及効果の数値はない。
溶接内製化で収益がプラスになったとあるが、補助金額に対する費用対効果を示す数値は書かれていない。
溶接の内製化と作業システム改善は書かれるが、先端的なデジタル技術や新ビジネスモデルの記述は薄い。
公開情報では判断できません。
岡山県和気町の製造業として長年の実績があると読み取れるが、地域の特性を活かした雇用創出の記述は少ない。
溶接を含めたトータルな加工ができる強みをアピールし、受注拡大を図る。将来は一貫生産体制の実現を目指す。
生産拠点の海外シフト、多品種少量生産など、ものづくりを取り巻く環境は劇的に変化しています。当社もその変化に対応すべく、溶接の内製化を図りました。新たな加工が可能になったことで、お客様から受注を得るだけでなく提案も行っています。また、確かなものづくりを行うには作業システムも重要だと考え、改善を実施。事故や不具合がなく好結果に繋がっています。今後は溶接を含めたトータルな加工ができる強みをアピールし、受注拡大を図ります。さらに将来に向けて一貫生産体制の実現を目指します。
公式の事例集より(原文のまま)
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
同時5軸複合旋盤を導入した。