ものづくり補助金平成25年度情報通信業宮崎県

3Dプリンタ-を活用した設計試作短納期化とユ-ザニ-ズへの提案力強化

株式会社アシストユウ

成果試作の所要時間 2か月→0.33か月

この事例のポイント

  • 自社独自のオンリーワン商品を持つことが不況に強く事業拡大に不可欠と認識し、移動式ネットワークカメラの事業化に着手した。
  • 設計及び試作を3Dプリンターで自社内に取り込むため、キーエンス社製AGILISTA-3100を導入した。
  • 試作の所要時間 2か月→0.33か月。外注試作の時間が大幅に短縮され、設計変更やデザイン変更を社内で素早く行えるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アシストユウ
所在地宮崎県 宮崎市
業種情報サービス業
技術分野情報処理,製造環境,立体造形

事業の背景

移動式ネットワークカメラは移動体通信を使い現地映像をインターネットで瞬時に提供する装置で、通信機能を持つオールインワン構造にコンピュータを搭載している。平成26年1月に国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録され、建設機械レンタル会社に採用されて事業化の第一歩となった。監視カメラ市場はIoT技術の広がりで急成長しており、大企業の参入も予測される。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術自社独自のオンリーワン商品を持つことが不況に強く事業拡大に不可欠と認識し、移動式ネットワークカメラの事業化に着手した。
  • 人手・技能新規事業は費用・時間・専任担当の確保が厳しく、基幹業務をやりながらの事業化であった。
  • 納期・工程設計や試作を新連携パートナーに外注していたため、設計変更や差戻しへの対応、費用・時間の柔軟性、試作変更の難しさが課題であった。
  • 新製品・新技術ユーザーからの特化機能や環境にやさしい装置デザインの要望が増え、試作品の設計から試作まで自社で行う必要があった。

やったこと

設計及び試作を3Dプリンターで自社内に取り込むため、キーエンス社製AGILISTA-3100を導入した。アクリル溶剤を使用し、サポート材の分離に水を使うため精密な造形が可能で、フィールド試験に耐える素材を選べる点が選定の決め手となった。3Dプリンターと同時に3Dスキャナーも導入し、ハウジング設計の素材スキャニングに活用した。現状の二次元図面を元に実寸測定で全部品を三次元化し、立体造形モデルの試作品を作成して営業商談やフィールド試験に使用した。

新しい製品・サービス:移動式ネットワークカメラ「モニタリングミックス」

事業の効果

  • 試作の所要時間 2か月→0.33か月

外注試作の時間が大幅に短縮され、設計変更やデザイン変更を社内で素早く行えるようになった。3Dプリンターで作った立体モデルは営業商談やフィールド試験で顧客ニーズをダイレクトに示すプレゼンテーションに大きな効果を発揮した。

今後の展望

3Dプリンターは思考設計をモデル化できる道具であり、中小企業の強みである市場ニーズの仕様化や提案力を高める。顧客に使ってもらい喜ばれる商品開発を進め、宮崎から発信できる製品の完成度を高めていく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。