サッシの金型レス生産ラインの構築による短納期化・多品種生産の実現
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
窪田織物株式会社
成果試作の製品期間 6ヶ月→1ヶ月
| 事業者名 | 窪田織物株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 鹿児島市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 従業員数 | 29人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1978年 |
大島紬は鹿児島県の伝統的工芸品である。製造工程が分業化され複雑なため、商品化までの期間が長く高単価となり、需要拡大の阻害要因となっていた。自社は創業以来、大島紬の図案を一万点保有している。
抱えていた課題
やったこと
色彩・色調や明暗を高感度に調整できる高機能捺染印刷機を導入した。これにより、これまで鹿児島県では製造されなかった大島紬の白生地に、自社のオリジナル図案を用いた新しい生地の試作品を開発した。印刷機では反物幅約40センチの従来品から、約150センチの広幅生地まで印刷できるようになった。図案データから印刷機までをパソコンによるデータ送信でシステム化し、図案の知的保護と下絵の取り込み、きめ細かい織りの再現を実現した。デザイン専門学校の卒業生2名を新規雇用し、洋装生地に向けた新しい図柄の開発と人材育成に取り組んだ。
新しい製品・サービス:鹿児島県では製造されなかった新しい大島紬生地の試作品(洋装・小物生地)
印刷機の導入により、企画から製造、販売までを行えるようになり、製造工程の期間を大幅に短縮できることを確認した。図案データから印刷機までをシステム化したことで、低コストで多品種小ロット・短納期生産に優れるなど大きなメリットが生まれた。若年者の雇用と技術継承の体制が整い、大島紬業界の振興につながることが期待されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来保有する自社オリジナル図案約1万点を活用し、伝統的な大島紬の製品開発につなげている点が読み取れる。
自社の図案資産と鹿児島で未製造だった生地への挑戦を強みとし、20代・30代女性向け販路も示されている。
分業による長い製造期間と高単価が課題とされ、試作期間が約6ヶ月から約1ヶ月に短縮できたと数字で示されている。
付加価値額や賃上げに関する目標値は示されておらず、高付加価値化の目標がうかがえる程度にとどまる。
デザイン専門学校卒業生2名の新規採用と人材育成に触れているが、体制の具体的な内容は薄い。
広幅約150センチへの対応、多品種小ロット生産、20代・30代女性という顧客ターゲットと販売チャンネルが整理されている。
洋装・小物生地の開発や海外ブランド・市場開拓が今後の取組として挙げられているが、時期や方法の詳細は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
伝統的工芸品の分野で鹿児島県では未製造の大島紬生地を試作しており、新規性はあるが高価格化の数字は示されていない。
若年者の新規雇用2名と伝統産業の後継者育成、大島紬業界の振興という地域の雇用・産業への効果が示されている。
期間短縮の数字はあるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果は示されていない。
図案データから高機能捺染印刷機までパソコンでデータ送信するシステムを構築し、データ連携による課題解決が示されている。
海外ブランド・海外市場の開拓が今後の方針として触れられているが、産業構造転換への具体的な言及は乏しい。
鹿児島の伝統的工芸品である大島紬の技術と図案を活かし、地域産業の振興と雇用拡大を狙う事業である点が読み取れる。
本場大島紬の技術と価値を保ちながら、洋装・小物生地の新たな商品開発と市場開拓に取り組む。20代・30代の若い女性consumer向けに、主要百貨店や有名呉服販売店などの販売チャンネルを活用して販路を広げる。コスト面の課題が解消されたため、流行のデザインを取り入れて海外ブランドや海外市場の開拓も目指す。
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。