ものづくり補助金平成25年度製造業鹿児島県

メタルラス製造機改造による低価格リチウム一次電池用芯体の製造

日建ラス工業株式会社

成果生産性が約120%向上した

この事例のポイント

  • 在来工法で民間需要が減少したメタルラス製造機の稼働率が長期にわたって低下していた。
  • 既存のメタルラス製造機を改造し、リチウム一次電池用の芯体を製造できるようにした。
  • 生産性が約120%向上した。生産性が約120%向上し、目標としていた製造コストの20~30%削減が可能となり、価格競争面で十分な優位性を保てる状態…

事業者のプロフィール

事業者名日建ラス工業株式会社
所在地鹿児島県 霧島市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数46人
資本金1,300万円
設立1951年

事業の背景

鹿児島工場ではメタルラス(一般住宅壁面に使用)の需要が減少し、メタルラス製造機の稼働率が長期にわたって低下していた。このため、メタルラスとは別の事業向けに生産をシフトする必要があった。リチウム一次電池は低温・高温環境でも使用できるため非常用や軍用で使われており、スマートメーター、車載用、半導体メモリのバックアップ用途への広がりも期待されている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力在来工法で民間需要が減少したメタルラス製造機の稼働率が長期にわたって低下していた。
  • 新製品・新技術今後需要が見込めるリチウム一次電池用の芯体を製造するための設備・工程が整っていなかった。
  • コスト・採算メタルラス製造機の稼働率低下により、生産を別事業向けにシフトする必要があった。

やったこと

既存のメタルラス製造機を改造し、リチウム一次電池用の芯体を製造できるようにした。材料送り出しからラス加工、巻取りまでを一貫ラインで行う工程とし、ラス加工で生じる反りを巻取り前に矯正する反り矯正治具を設けた。5条加工×2台で合計10条の加工を行うため、メタルラス改造2台、フラッター装置10台、巻取り装置6台、ラス金型6面を新規に製作した。改造後は5ライン×350rpmから1750rpmでの加工が可能になり、5ライン×2台、回転数270rpmでの稼働を開始した。

新しい製品・サービス:リチウム一次電池用の芯体

事業の効果

  • 生産性が約120%向上した
  • 目標であった製造コストの20~30%削減が可能となった
  • 加工速度 350rpm→1,750rpm

生産性が約120%向上し、目標としていた製造コストの20~30%削減が可能となり、価格競争面で十分な優位性を保てる状態になった。24時間連続加工により機械が安定した温度を保てるようになり、適正な加工条件が常に維持されて品質が安定する。リチウム一次電池用芯体という新たな事業分野への展開も図られている。

今後の展望

リチウム一次電池の用途をスマートメーター、車載用、半導体メモリのバックアップ用途へ広げ、事業展開を図っていく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。