ものづくり補助金平成25年度情報通信業鹿児島県

施設栽培の多センサー連続計測による地域品目別データウェアハウス構築事業

株式会社ドリームワン カゴシマ

成果平成26年4月から平成28年7月までに鹿児島県内16地点で施設栽培の環境データを計測した。

この事例のポイント

  • 施設栽培の圃場をセンサーで診断して生産技術を分析し、低コストで効率的なデータ農業を確立する必要があった。
  • 多センサー連続計測機「Dr.KAKASHI」で施設栽培の環境データを見える化し、地域品目別データウェアハウスを構築した。
  • 平成26年4月から平成28年7月までに鹿児島県内16地点で施設栽培の環境データを計測した。施設栽培の環境データを多センサーで連続計測し、地域品目別データウェアハウスを整備したことで、生産技術分析と遠隔監視We…

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ドリームワン カゴシマ
所在地鹿児島県 鹿児島市
業種情報サービス業
技術分野情報処理
従業員数1人
資本金88万円
設立2013年

事業の背景

株式会社ドリームワン カゴシマは平成25年3月に設立された情報サービス業の会社である。農業ICTプラットフォーム『鹿児島IT農業研究所』を通じて、経験農業からデータ農業への転換を支援する。平成26年4月から平成28年7月にかけて鹿児島県内16地点で施設栽培の環境データを計測した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力施設栽培の圃場をセンサーで診断して生産技術を分析し、低コストで効率的なデータ農業を確立する必要があった。
  • 新製品・新技術多センサー機能を強化し、太陽光省電力発電を実装する必要があった。
  • 新製品・新技術施設栽培における機器導入の成功事例を明文化する必要があった。

やったこと

多センサー連続計測機「Dr.KAKASHI」で施設栽培の環境データを見える化し、地域品目別データウェアハウスを構築した。計測項目は温度・湿度・照度・CO2・地温・土壌水分・電気伝導度・圃場写真で、品目はホウレン草・トマト・白ネギ・イチゴなど13品目である。平成27年6月に農業ICTの情報サービスプラットフォームを自社開発し、平成27年7月から篤農家や農業生産法人とデータ農業の実証実験を行った。生産技術分析と遠隔監視Webシステムのデータ農業情報サービスの基礎を開発した。本事業では、計測の方法論の検証と成功事例の明文化を目指した。

検査測定多センサー連続計測機「Dr.KAKASHI」
ソフト農畜産遠隔監視システム「KAKASHIネット」
検査測定デジタル式アグリセンサー

新しい製品・サービス:農業ICTプラットフォーム『鹿児島IT農業研究所』と、地域品目別データウェアハウス。

事業の効果

  • 平成26年4月から平成28年7月までに鹿児島県内16地点で施設栽培の環境データを計測した。
  • 計測品目は13品目である。

施設栽培の環境データを多センサーで連続計測し、地域品目別データウェアハウスを整備したことで、生産技術分析と遠隔監視Webシステムの基礎を開発できた。篤農家や農業生産法人とのデータ農業の実証実験を進めており、今後は青果卸売・小売会社との契約取引でトレーサビリティ報告や出荷予測配信などのサービスへつなげる計画である。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    設立は平成25年で、農業ICTのデータ農業への転換支援が事業の方向性として書かれているが、過去の取組との一貫性を示す記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    農業生産法人や青果卸売会社向けのトレーサビリティ情報サービスを提供するとあり、顧客は示されるが、市場動向や競争優位性の記述は乏しい。

  • 課題の認識と解決3

    施設栽培の環境データ計測と生産技術分析で低コスト効率化を目指すとあるが、課題の具体的な数値は示されていない。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員1名、資本金88万円と記載があり、体制の厚みはうかがえるが、遂行体制の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    対象品目13種、計測項目も温度・湿度・照度・CO2など具体的に示され、販売方法も【A】〜【D】で整理されている。

  • 事業化までの道筋3

    平成27年から実証実験、平成28年に東京都・青森県と連携開始と時系列があるが、中長期の検証方法や課題解決策は具体性が薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    データ農業やトレーサビリティ情報サービスは一般的な普及度が低い分野とうかがえるが、高付加価値化の水準は明示されていない。

公的補助の必要性60%
  • 波及効果・雇用3

    農業のデータ化と地域品目別データの知的財産化による生産技術情報の活用が書かれ、社会的な意義はうかがえる。

  • 費用対効果2

    補助金額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数値は書かれておらず、わずかにうかがえる程度。

  • イノベーションへの貢献4

    多センサー計測、太陽光省電力発電、リモートセンシングを組み合わせ、データ農業でサプライチェーンに関わる出荷予測を提供している。

政策面50%
  • 成長分野への進出3

    データ農業への転換を支援する方向性は読み取れるが、日本経済の構造転換への言及は具体性が薄い。

  • 地域経済への波及2

    鹿児島県内の施設栽培を対象にし地域品目を扱うが、雇用創出や地域成長への効果は示されていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

青果卸売・小売会社が契約取引で弊社の農業ICTプラットフォームを利用する販売方法を計画している。平成28年4月からは東京都及び青森県の新規栽培事業と連携を開始した。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。