回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社北海道カワゾエカンパニー
成果作業人数 3人→1人
| 事業者名 | 株式会社北海道カワゾエカンパニー |
|---|---|
| 所在地 | 北海道 旭川市 |
| 業種 | 化学工業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 24人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1976年 |
同社は汚れの吸着作用・消臭作用の特許技術を持つ液状活性炭を全製品に配合している。顧客は30代以上で肌への意識が高い層が多く、量販店の商品と違う高品質な点が選ばれる理由と考えている。
抱えていた課題
やったこと
既存の充填・キャッピングの作業を一つにまとめたセル生産用の充填キャッピング設備【WB-1FCjr】を導入し、容器の洗浄、液体充填、中栓打栓、キャップ締めを一連で行う体制を作った。導入後の最初の1か月は現行作業から本機械への移行テストを行った。その後2〜3か月で既存商品のサンプルを製作して営業活動を行い、試作品を開発した。子供の肌トラブル向け商品の企画、試作、市場調査、ブランディングも行い、4〜6か月後に試作品のテスト販売を実施した。
| 加工機 | 充填キャッピング設備【WB-1FCjr】 |
|---|
新しい製品・サービス:ガゴメ昆布やアオジソなど北海道食材を使った化粧品の新ブランド「北海道 お肌にサラダ」
容器の洗浄から キャップ締めまでの手作業を少人数で行えるようになり、キャップの開閉作業などで起きる腱鞘炎のリスクを軽減できた。外注に頼っていた作業を内製化したことでコストを抑えられた。空いた人的リソースを新製品開発に振り向け、新ブランド「北海道 お肌にサラダ」の立ち上げに成功した。トルク管理が安定したことで製品不良事故を防げる点も大きな利点とされている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の化粧品製造に加え、液状活性炭の特許技術を軸に内製化を進めた流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの説明は具体的ではない。
特許技術の液状活性炭が他社にない成分であり、高品質で量販店商品と差別化している点が具体的に書かれている。
外注依存90%の課題を内製化で解決し、2年後に売上2倍を想定するなど、課題と成長の方向が具体的に示されている。
2年後に売上2倍を想定すると書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、根拠も薄い。
3~4名の手作業を1~2名で賄えるようにし、新製品開発スタッフを確保したと具体的な人員数で書かれている。
無添加で高品質な化粧品、北海道食材を使った新ブランドといった価値と、30代以上の肌意識の高い顧客層が明記されている。
機械導入後1ヶ月の移行、2~3ヶ月のサンプル製作、4~6ヶ月後のテスト販売と時期は示されているが、中長期の課題検証は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
液状活性炭は他社の化粧品では類を見ない成分と書かれ、同分野で高付加価値を図る取組が具体的に読み取れる。
北海道食材を使い世界を目指す新ブランドという地域性はうかがえるが、雇用創出や波及効果の数値は示されていない。
外注90%の内製化によるコスト抑制と腱鞘炎リスク軽減が書かれているが、投資額に対する費用対効果の数値はない。
セル生産や機械管理による品質安定化は示されるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明確ではない。
公開されている事例からは読み取れません。
北海道の食材を活かした化粧品ブランドを旭川から世界へ展開する地域特性が、具体的な食材名とともに書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
2年後に今の売上の2倍を見込んでおり、販路拡大が何よりの課題とされている。
トルク管理がしっかりできるようになったのが一番大きい利点ですね。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。