ものづくり補助金平成26年度学術研究、専門・技術サービス業北海道

プラズマプロセスによるナノ金属触媒製造装置の試作開発

水素技術応用開発株式会社

この事例のポイント

  • これまでは水素エネルギーに関する実験データや技術指導といった無形の成果物の提供が事業の大半だったが、研究開発に使った実験装置を販売してほしいという要望が増えていた。
  • プラズマプロセスによるナノ金属触媒製造装置の試作開発を行い、制御が容易で中小企業にも販売しやすい実験装置の製品化を目指した。
  • 試作開発により、制御しやすく量産化可能なナノ金属触媒製造実験装置を販売する事業の第一歩を踏み出した。

事業者のプロフィール

事業者名水素技術応用開発株式会社
所在地北海道 札幌市
業種学術・開発研究機関
技術分野表面処理
資本金4,400万円
設立2009年

事業の背景

同社は2009年設立で、水素エネルギーに関する実験データや技術指導という無形の成果物の提供が事業の大半を占めていた。学会発表や海外ニュースサイトでの紹介をきっかけに、新たな事業展開を検討していた。水素自動車の販売や燃料電池自動車の普及など、水素利用の動きが世界で広がっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術これまでは水素エネルギーに関する実験データや技術指導といった無形の成果物の提供が事業の大半だったが、研究開発に使った実験装置を販売してほしいという要望が増えていた。
  • 生産能力水素を、より低コストで大量に作る技術はまだ確立されていない。

やったこと

プラズマプロセスによるナノ金属触媒製造装置の試作開発を行い、制御が容易で中小企業にも販売しやすい実験装置の製品化を目指した。装置の試作品を完成させ、販売と普及を第一目的として事業を進めた。

その他プラズマプロセスによるナノ金属触媒製造装置

新しい製品・サービス:プラズマプロセスによるナノ金属触媒製造装置

事業の効果

試作開発により、制御しやすく量産化可能なナノ金属触媒製造実験装置を販売する事業の第一歩を踏み出した。今後は触媒性能をさらに高め、水素製造や燃料電池、排ガス処理における貴金属触媒の使用量削減を目指して販売拡大を図る。水素利用製品のインフラ整備や水素触媒需要の増加も注視している。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性3

    設立以来の水素エネルギーの実験データ・技術指導が中心だったと書かれ、実験装置販売への展開が既存事業からの延長として述べられている。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    学会発表や海外ニュースで注目されたことが動機とされるが、市場規模や競合に対する自社の強みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決2

    販売拡大や貴金属触媒の使用量削減を目指すとあるが、課題の数値的把握や高付加価値化の具体的な計画は書かれていない。

事業の実現可能性32%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    中小企業への販売のしやすさや制御の容易さを考慮したとあるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の具体は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    試作開発を第一歩とし、次に触媒性能アップと販売拡大を図るとの流れは示されるが、スケジュールや解決方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    水素やナノ金属触媒は注目分野とされるが、同分野での高水準の高付加価値化や高価格化を示す記述は薄い。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用3

    水素エネルギー普及やエネルギー争いの排除、世界平和への貢献など波及効果が述べられるが、定量的な裏付けはない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    プラズマプロセスによるナノ金属触媒製造という新技術の試作がうかがえるが、イノベーションへの貢献度は具体的に書かれていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出3

    水素エネルギー市場やインフラ整備への注視が述べられ、成長分野への進出とうかがえるが、構造転換への言及は薄い。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

試作開発を基に触媒性能を高め、貴金属触媒の使用量削減を目指して販売拡大を図る。水素利用製品のインフラ整備や水素触媒需要の動向を注視していく。

事業者の声

常温核融合(cold Fusion)

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。