部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
並木精密宝石株式会社
| 事業者名 | 並木精密宝石株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 青森県黒石市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 400人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1939年 |
並木精密宝石株式会社は長年モータを作り続けてきた会社で、マイクロモータおよびモータ応用ユニットを主要製品としている。従業員は400名である。市場では広域回転型の高性能加工スピンドルが求められているが、その多くは軸受方式に依存している。軸受の中では静圧軸受の性能が良好とされるが、コストの高さが課題になっていた。
抱えていた課題
やったこと
ボールベアリングにバネで予圧を与える従来機構をベースに、回転数に応じて発生する遠心力を利用して予圧バネの荷重を自動調整する新機構を開発した。予圧を与える金属製の立体形状バネ部材(遠心バネ)の設計を行い、詳細な設計仕様を決定した。初期試作品では非回転時のアキシャル機械剛性(静的剛性)を評価した。計5台の試作品を準備し、超低速1,000rpmから高速60,000rpmまでの回転振れを評価した。加工試作した遠心バネについて、回転数による軸方向の変位量を実測して理論値と対応させ、スピンドル剛性の回転数依存性や切削時のビビリ振動・切削荷重に対する逃げやたわみの減少も確認した。
新しい製品・サービス:FA用予圧自動調整機構付き加工スピンドルモータ
新開発のベアリング予圧自動調整機構を用いた加工スピンドルモータにより、中低速の重切削から高速回転の微小切込による仕上げ加工まで、1本のスピンドルと同一刃物で一貫加工が可能になる。低速から中速回転ではスピンドルの高剛性化により生産性が2倍近く大幅に向上すると見込まれる。高速回転での寿命改善も期待でき、近年増えている複雑形状部品を高精度かつ高効率に加工できる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ボールベアリング予圧の従来機構をベースに改良したとあり、過去の取組との連続性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは書かれていない。
静圧軸受は高コストという課題を挙げ、広域回転型の市場ニーズに応えるとあるが、自社の強み・競争優位の裏付けは具体的に書かれていない。
静圧軸受の5倍以上のコストという課題認識と、生産性2倍近い向上の見込みが書かれ、課題解決の方向は示されている。
生産性が2倍近く向上、回転域1~6万rpmの性能という数値目標が示されている。賃上げの目標は書かれていない。
従業員400名と記載はあるが、補助事業を担う具体的な体制や事務処理能力の説明は読み取れない。
TOPクラス加工機専門メーカへ専属納入する計画と、複雑形状部品の需要増が示され、顧客ターゲットと選ばれる理由が具体的である。
開発試作、回転振れ評価、加工機メーカとのコラボ構築予定など段階は示されるが、スケジュールや課題解決の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
中低速の重切削から高速微細切込までを1本の刃物で一貫加工できる新機構で、同分野で高性能化を図る内容が読み取れる。
複雑機械部品の効率加工に寄与すると述べられるが、雇用創出や波及効果など国が補助する理由は書かれていない。
生産性2倍近い向上と寿命延命の効果が示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の記載はない。
新機構による加工効率化は読み取れるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献の記載は薄い。
複雑機械部品の加工需要に応える点はうかがえるが、日本経済の構造転換に資する分野進出とは明記されていない。
青森県黒石市に所在することは分かるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用拡大の記載は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
開発品は多軸加工機やCNC旋盤にサブスピンドルとして搭載し、複雑機械部品の効率的な加工に用いられると期待される。多軸加工機およびCNC旋盤の業界でTOPクラスの加工機専門メーカに専属的に納入する計画であり、開発が進んだ段階では加工機専門メーカとのコラボレーションを構築する予定である。
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。