部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
東洋機械 株式会社
| 事業者名 | 東洋機械 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 矢巾町 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,精密加工,測定計測 |
| 従業員数 | 62人 |
| 資本金 | 1,152万円 |
| 設立 | 1947年 |
当社は旧国鉄時代から特殊鉄道車両の製造とメンテナンス業務を行い、青森、岩手、宮城、山形、福島、栃木の各県のJR関連会社や地方鉄道会社から受注しており、受注エリアや受注量では国内有数の規模を誇っている。車輪削正は首都圏に外注していたが、2016年の北海道新幹線開業や鉄道の安全強化を求める近年の動向から、メンテナンス業務の受注増加が見込まれている。鉄道メンテナンス業務は景気に左右されず一定の市場を形成すると考えられ、東北地方には車輪削正を行う事業者がいなかった。
抱えていた課題
やったこと
既存の大型汎用旋盤にNC装置を設置してCNC化を図り、約4カ月を要して車輪削正の内製化を実現した。社内で加工条件の最適化とCNC加工情報の蓄積・電子化を行い、直線加工は目標値近くまで加工可能となった。曲線加工はプログラミングの技術を有効活用するまでには至っていない。講師を招いて汎用旋盤の基礎から復習し、NC装置の概要についてメーカーから講習を受けるとともに、東北職業能力開発大学校講師から指導を仰いだ。旋盤取り扱い講習にも参加した。
| 加工機 | NC装置 |
|---|---|
| 加工機 | CNC装置(既存の大型汎用旋盤に装着) |
既存の大型汎用旋盤をCNC化したことで、外注していた鉄道車両の車輪削正を内製化できた。これにより遠方の外注に頼らず、運送費や外注費の削減が見込まれる。内製化を機に、国内外での特殊鉄道車両のメンテナンス業務の拡大、東北地方の鉄道会社からの受注開始が期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
旧国鉄時代からの特殊鉄道車両の製造・メンテナンス実績があり、車輪削正の内製化が事業の延長にあることは読めるが、経営戦略上の明確な位置付けは薄い。
受注エリアは青森・岩手・宮城・山形・福島・栃木、東北に車輪削正事業者がいない点、外注費と運送費の削減課題が具体的に書かれている。
外注に伴う時間と費用の課題を挙げ、CNC導入で遠方外注を不要にする内製化の方向性が示されている。数値目標は見当たらない。
公開されている事例からは読み取れません。
東北職業能力開発大学校講師からの指導や現代の名工による講習を受け、従業員が旋盤取り扱い講習に参加したと具体的に書かれている。
顧客は東北の鉄道会社と書かれ、三陸鉄道など今後の受注見込みも示されるが、選ばれる理由の整理は薄い。
課題として座標データ作成、複合R加工の精度、刃物を含む加工手段の確立の3点を挙げ、約4カ月で導入したことも書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
東北地方に車輪削正を行う事業者がいないと書かれ、特殊技術を要する加工を内製化する高付加価値化の方向性がうかがえる。
東北地方に車輪削正事業者がいない点や、北海道新幹線開業、アジアの高速鉄道敷設に触れ、地域の鉄道インフラ維持への貢献がうかがえる。
外注費と運送費の削減が課題とあるが、補助金投入額に対する効果の数値は書かれていない。
NC装置による加工条件の最適化やCNC加工情報の電子化がうかがえるが、先端デジタル技術の地域波及は明示されていない。
アジアの高速鉄道敷設や国内外へのメンテナンス展開に触れており、成長分野への進出がうかがえる。
東北地方で車輪削正を担う事業者がいない中、地域の鉄道会社の受注拡大と雇用につながる内製化が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
三陸鉄道、いわて銀河鉄道、青い森鉄道の特殊鉄道車両のメンテナンス受注が期待される。インドやタイなどアジア諸国の高速鉄道敷設を見据え、車両メーカーと協調して海外のメンテナンス業務も目指す。
若手人材の確保を図りながら東北で事業を拡大していきたい
公式の事例集より(原文のまま)
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
急速冷凍庫(ラック式ショックフリーザー)を導入し、従来の冷凍庫では14〜16時間程度を要していた生まんじゅうの冷凍を4時間で行えるようにし…
効果:冷凍時間 14時間→4時間
省エネ型の新型リフロー炉エコリフロー(SNR-840GT Ver.4.0)を2台導入した。
効果:消費電力 20.4kW→13.1kW