特許を持つ感熱製版フィルムの量産化を図るための生産プロセス革新事業
フィルムと紗(メッシュ)を接着剤で接着する製造過程で、既存設備に①ピンチエキスパンダーを増設し、フィルムの両端を自動で引っ張らせて人手を介…
効果:設備の導入前は1,100m~2,800mごとに1度はロスが発生していたが、現在はほとんどない
株式会社佐藤金属
成果銀・銅・亜鉛の回収スケール 1倍→100倍
| 事業者名 | 株式会社佐藤金属 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 岩沼市 |
| 業種 | その他の卸売業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 従業員数 | 13人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1973年 |
株式会社佐藤金属は岩沼臨空工業団地で、レアメタル・レアアースを含む金属リサイクルと産業廃棄物処理を手掛けている。生産設備ライン、医療機器、事業系パソコン、コピー機など様々な産業分野から機器を回収し、特殊金属や貴金属、非鉄金属を再生している。地球温暖化による自然災害が多発する中で資源循環型社会への貢献が求められている。
抱えていた課題
やったこと
東北大学多元物質科学研究所の協力を得て、高効率な銀抽出システムの開発と量産体制の構築を研究した。シアン化ナトリウムでの溶解試験では黄銅の溶解が銀より速く進んだため、黄銅を優先的に溶解し残渣として銀を分離する方針とした。塩酸と硫酸による酸溶解試験では、塩酸による黄銅の溶解が硫酸よりも極めて速いことが判明し、効率化・費用・作業性の面から塩酸を用いた酸溶解法を最適と判断した。確立した回収プロセスを元に、銀溶解抽出洗浄設備、蛍光X線分析計、スラッジ回収装置などの機器一式を導入し、試験規模の100倍のスケールで銀回収を行ったところ、試験時の状況がほぼ同等に再現された。銅と亜鉛についても98%以上の高収集率を実現した。
| 加工機 | 銀溶解抽出洗浄設備 |
|---|---|
| 検査測定 | 蛍光X線分析計 |
| その他 | スラッジ回収装置 |
新しい製品・サービス:電気接点から取り出した金属銀を高付加価値化製品とする湿式法による銀回収プロセス
電気接点の銀を金属銀として高付加価値化製品に展開でき、銀・銅・亜鉛それぞれが原料として評価されるようになった。使用済電気部品の仕入れでも同業他社より優位な価格で仕入れることが可能となった。安価で高収率な銀の回収プロセスを確立し、銅と亜鉛も98%以上の高収集率で回収できるようになった。確立したプロセスを他材料の回収にも応用し、プリント基板の端材などへ発想が広がっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
特殊金属や貴金属のリサイクルを手掛けてきた事業の延長で、ものづくり補助金を使い、従来の分別リサイクル品だった銀接点の金属銀化に取り組んでいる点が読み取れます。
試験規模の100倍スケールで銀回収を再現し、銅・亜鉛は98%以上の高収集率を実現したと書かれており、自社の技術的な強みが具体的に示されています。
銀接点が母材の黄銅と物理的に貼付され分離が難しいという課題を認識し、酸溶解法による高収率で安価な銀回収プロセスの確立につなげています。
回収率98%以上という実績は示されていますが、付加価値額や賃上げについての目標値は書かれておらず、わずかにうかがえる程度です。
東北大学多元物質科学研究所の協力を得て研究を重ねたと書かれていますが、補助事業を担う人材や事務処理の体制について詳しい記述はありません。
銀が金属銀として高付加価値製品になると述べられていますが、顧客ターゲットや選ばれる理由について具体的な説明は読み取れません。
試験から100倍スケールへの展開や、他材料やプリント基板端材への応用が語られていますが、スケジュールや課題解決の方法は明示されていません。
公開されている事例からは読み取れません。
従来は分別リサイクル品として評価されていた銀接点を金属銀として展開し、高付加価値化の製品にする点が事例に明確に書かれています。
金属資源を国内に安定的に流通させる重要性と資源循環型社会への貢献が述べられていますが、経済波及効果や雇用創出の数字は示されていません。
塩酸による酸溶解法が効率化や費用・作業性の面で最適と判断されたと書かれていますが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていません。
他材料の回収やプリント基板端材への展開が語られていますが、先端的なデジタル技術の活用は書かれておらず、わずかにうかがえる程度です。
資源循環型社会の構築に貢献するとの方向性は示されていますが、市場成長分野への進出や日本経済の構造転換に関する具体的な記述は薄いです。
岩沼臨空工業団地で事業を展開していることは書かれていますが、地域特性を活かした付加価値創出や雇用の拡大について具体的な記述はわずかです。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後も技術革新に伴う新たな回収プロセスの確立に向けてアンテナを張り、資源循環型社会の構築に貢献していく。
シアン化溶液に比べて環境に優しく、廃液処理が容易であり、作業者も安全に作業することが可能です
公式の事例集より(原文のまま)
フィルムと紗(メッシュ)を接着剤で接着する製造過程で、既存設備に①ピンチエキスパンダーを増設し、フィルムの両端を自動で引っ張らせて人手を介…
効果:設備の導入前は1,100m~2,800mごとに1度はロスが発生していたが、現在はほとんどない
高性能スキャナーで版木の文様をスキャンし、全文様のデータ蓄積に取り組んだ。
効果:1枚あたりの製作総工数 6か月→1.5か月
高速ミートスライサー(WFC-V360)を導入し、肉の塊を1分間に最高380回転の超高速でスライスして、すき焼き用・しゃぶしゃぶ用・ステー…
効果:スライサーの処理能力 1回転/分(台あたりの回転数)→380回転/分(台あたりの回転数)