CFRPとチタンの積層材を切削加工するための高性能エンドミルの開発
高精度CNC工具研削盤を導入し、新しい形状の超硬エンドミル母材を試作した。
効果:電着メッキの硬度(ビッカース硬度) 418HV→551HV
株式会社鈴木商店
成果外注分析のリードタイム 7日→1日
| 事業者名 | 株式会社鈴木商店 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 焼津市 |
| 業種 | その他の卸売業 |
| 技術分野 | 測定計測,表面処理 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1970年 |
昭和45年の創業以来、ネジ・ボルトの販売と加工を手掛けてきた。創業当初は自動車部品メーカーへのボルト提供が主で、その品質は取引先から高く評価されていた。株式化を機に、ボルトの付加価値向上に本格的に取り組み始めた。土木・建築業界では、経済成長期に作られた建造物が40年程経って老朽化しており、行政主導で防災都市化やインフラ長寿命化の動きが活発になっていた。
抱えていた課題
やったこと
自社の3層コーティング技術を大型ボルトに適用するため、2種類の機械を導入した。対象はJIS規格M20以上の大型ボルトである。一つ目は蛍光X線膜厚計で、従来機より多くの元素に対応し、複合被膜の各層の成分分析が可能になった。二つ目はディップスピンコート機で、大型ボルトに対応した容量と出力を備え、遠心力に影響する回転力を強化した。塗装時の振り切りスピードなどの条件標準化や塗装液の管理方法も整え、自社ノウハウを蓄積した。
| 検査測定 | 蛍光X線膜厚計 |
|---|---|
| 加工機 | ディップスピンコート機 |
新しい製品・サービス:耐食性・耐電食性を備えた土木・建築向けの大型ボルト(M20以上)
コーティングによる耐食性が大幅に向上し、被膜の膜厚も0.8〜1.5μへ均一化できた。大型ボルトの塗装では安定した膜厚が確保され、ワンサイクル当たりの加工可能なボルト数が増えて大量生産体制が整った。成分分析を内製化したことで客観的な分析・証明が可能になり、耐電食性の付加も実現した。土木・建築分野への販路開拓の突破口も開いた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来のネジ・ボルト販売・加工の実績と自社の3層コーティング技術を土台に、土木・建築分野へ展開する流れが読み取れる。
一般鋼材の7倍の耐食性や防錆ニーズの高まり、建造物の老朽化と自社技術の強みを結びつけた判断が具体的に書かれている。
新分野でM20以上の大型ボルトを扱う生産体制の未確立という課題を認識し、機械導入で解決する方針は示されているが、数値目標や成長見通しは薄い。
膜厚0.8〜1.5μへの均一化やリードタイム1週間から1日への短縮はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
研究開発拠点の設置や分析の内製化など体制整備の記述はあるが、人材や事務処理能力の具体的な確保状況は書かれていない。
橋梁の検査路や支承など土木・建築分野の顧客ターゲットとニーズの裏付け、耐食性という選ばれる理由が具体的に整理されている。
課題の検証から機械導入、条件標準化、塗装液管理ノウハウ蓄積という解決方法の流れは示されているが、スケジュールの記載は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
大型ボルトの防錆分野で、既存の高水準の耐食性を備えた製品への高付加価値化を図る内容が読み取れる。
インフラ長寿命化や防災都市化という社会的インフラへの貢献が述べられているが、波及効果や雇用創出の数字はない。
大量生産の実現や内製化によるリードタイム短縮など効果は書かれているが、投入額に対する付加価値の数値は示されていない。
軽金属を用いた低コスト化や軽量化への期待は書かれているが、先端デジタル技術や新ビジネスモデルの記述はない。
インフラ長寿命化の動きに沿う点はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は明確でない。
静岡県焼津市と浜松市の拠点展開は書かれているが、地域の経済成長や雇用創出を牽引する記述は限られている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
高精度CNC工具研削盤を導入し、新しい形状の超硬エンドミル母材を試作した。
効果:電着メッキの硬度(ビッカース硬度) 418HV→551HV
自社で栽培した米を400メッシュ以上の細かさに自社製粉し、その米粉を100%使用した米粉かりんとうを試作した。
効果:製粉能力 0.5kg/時間→10kg/時間
複数の養液センサーを一体化した統合型養液センサーを開発した。