包装機導入による生産工程におけるボトルネックの解消
焼き工程と包装工程の間の滞留を解消するため、工場を新たに建設して焼き工程から包装工程へ円滑に流れる作業動線を構築した。
効果:包装処理速度 5個/分→50個/分
坂口鋼材 株式会社
| 事業者名 | 坂口鋼材 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市東成区 |
| 業種 | 建築材料、鉱物・金属材料等卸売業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 1,400万円 |
| 設立 | 1958年 |
同社は昭和33年の創業以来、50年以上にわたり大阪市周辺の金型や鋼材などを手がける顧客を主な相手に、地域のものづくりに寄与してきた。炭素鋼、炭素工具鋼、合金工具鋼、高速度工具鋼などの特殊鋼材の切断・販売を手がけ、特殊品の切断・加工技術と仕入ネットワークで「顧客の材料倉庫」として多種多様な在庫をそろえてきた。もっとも得意とするのは工具、包丁などの刃物用や測定ゲージなどの特殊合金鋼材で、10mm以下の薄板の加工である。
抱えていた課題
やったこと
両頭側面加工機を導入し、顧客が購入した薄い特殊鋼材の脱炭層をロータリー研磨機で完全除去してから、顧客の求めるサイズに加工して供給する体制をつくった。対象は厚さ1〜10mm、幅5〜300mm、長さ40〜500mmの薄板である。脱炭層を完全除去することで焼き入れ時に割れのない自由サイズの特殊鋼板を供給できるようになり、同時に大型製品の内製化も図れて納期も2日短縮した。さらに複合型NC旋盤(ターニングセンタ)を導入し、直径200〜600mm・長さ400mmの丸棒型鉄鋼材料についても脱炭層除去と穴開け・溝入れなどの加工ができるようにした。
| 加工機 | 両頭側面加工機 |
|---|---|
| 加工機 | ロータリー研磨機 |
| 加工機 | 複合型NC旋盤(ターニングセンタ) |
新しい製品・サービス:脱炭層除去の表面処理サービス(欲しい鋼材を欲しい時に、欲しい量をすぐに使える状態で供給する)
両頭側面加工機の導入により、脱炭層を完全除去した自由サイズの特殊鋼板を供給でき、切断から加工・販売までムダのない一貫した体制を構築した。薄板は徐々に受注が増え、刃物製造業者からの発注も来はじめた。内製化により納期が2日短縮し、翌日納品も実現し、利益率は約30%向上して社員のスキルもアップした。複合型NC旋盤の導入で丸棒型鉄鋼材料の脱炭層除去も可能になり、生産性の向上につながった。
複合型NC旋盤の稼働は平成28年7月と新しく受注はこれからだが、手薄サイズの加工品が将来は航空機用部品につながると見込んでいる。名古屋や神戸の航空機部品メーカーからタービン向けのチタンやステンレスの母材加工の引き合いも出てきた。供給体制が本格的に稼働すれば、月5,000万円の売上、年間6億円も夢ではないと見込んでいる。
「現在、日本で特殊鋼の薄板定尺母材で研磨品を提供できるのは、うちだけ」
公式の事例集より(原文のまま)
焼き工程と包装工程の間の滞留を解消するため、工場を新たに建設して焼き工程から包装工程へ円滑に流れる作業動線を構築した。
効果:包装処理速度 5個/分→50個/分
大量荷捌きが可能な新倉庫を開設し、カシデリ専用のECサイトと既存の基幹システムを連携させた。
効果:高齢者施設の利用件数 104件→475件
蓄電機能付きの新型IBCローリー車両を開発し、IBCコンテナ(液体用コンテナ)を2基搭載するとともに、廃油回収用ポンプを搭載した。
効果:廃油吸引や給油に係る時間を半分程度に短縮した。