ものづくり補助金平成26年度製造業秋田県

蔵の見学や庭園の体験により、外国人を含めた観光客を誘致し産業観光で雪深い地域のものづくりの新たな価値を創造

高茂合名会社[ヤマモ味噌醤油醸造元]

この事例のポイント

  • 直接取引の一般顧客が売上の90%を占めており、既存の取引形態の維持だけでは衰退が免れない。
  • 既存の味噌醤油製造の歴史的建物を改築し、庭を改築・作庭して、代々続く庭園の体験とショップ・カフェ・ギャラリー・キッチンを融合させた。
  • 庭園と新設のショップ・カフェスペースを充実させたことで、快適な空間が整備された産業観光地となり、見学客が増加した。

事業者のプロフィール

事業者名高茂合名会社[ヤマモ味噌醤油醸造元]
所在地秋田県
業種食料品製造業
従業員数12人
資本金150万円
設立1867年

事業の背景

味噌と醤油の醸造と販売を長年営んでおり、直接取引の一般顧客が売上の90%を占めている。既存の取引形態の維持だけでは衰退が免れない状況にあった。老舗の伝統を受け継ぎ、デザインのリニューアルやヨーロッパ最大の見本市への出展にも取り組んでいる。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑直接取引の一般顧客が売上の90%を占めており、既存の取引形態の維持だけでは衰退が免れない。
  • その他これまで埋もれていた蔵元の歴史的価値を掘り起こし、経営資源として活用する必要があった。
  • その他次世代に産業と文化を残すため、時代に合ったサービスを提供する必要があった。

やったこと

既存の味噌醤油製造の歴史的建物を改築し、庭を改築・作庭して、代々続く庭園の体験とショップ・カフェ・ギャラリー・キッチンを融合させた。軒下のコンクリートブールに地下水を散水する融雪装置を導入し、豪雪時も庭園入口と散策ルートを確保して冬季の庭園見学を可能にした。暖房効果の高い新ストーブ、取扱いが安全なバイオエタノール暖炉を導入し、夏季は冷房装置を運転して快適な環境を整えた。築100年以上の和室と庭園を背景に商品群をスポットライトとフットライトで演出し、産業観光の機能を持つ施設とした。

  • その他融雪装置新ストーブバイオエタノール暖炉夏季冷房装置

新しい製品・サービス:ヤマモファクトリーストア、ヤマモファクトリーツアー(工場庭園見学)、ヤマモガーデンカフェなどの9事業を融合した蔵元の総合体験サービス

事業の効果

庭園と新設のショップ・カフェスペースを充実させたことで、快適な空間が整備された産業観光地となり、見学客が増加した。快適な環境で四季の移り変わりを楽しめる、新旧和洋が融合した蔵元の総合体験を提供できるようになった。本年度のツアー申込件数は国内外合わせて100件を超えている。

今後の展望

新サービスの合計売上は平成31年度に2,000万円を目標としている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。