回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社 ヤハタ
| 事業者名 | 株式会社 ヤハタ |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 筑西市 |
| 業種 | 輸送用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 50年 |
株式会社ヤハタは金属部品の磨きを専門に請け負い、創業50年を数える。主力は自動車部品で、デジタルビデオカメラ、生産用機械、医療用具の部品製作の仕上げ工程を担っている。磨きの腕を見込んだ顧客から機械加工の要望が寄せられ、航空機部品の受注に向けた打診も受けている。
抱えていた課題
やったこと
コンピュータ制御による工具自動交換機能を備えた複合加工機「マシニングセンタ」を導入した。これにより、磨きで仕上げた部品に穴開けや切削などの機械加工を施せる体制を整えた。自動車ヘッドライト用部品を製作する際の穴開けや切削を社内で行えるようになった。工作物を取り付けたまま三次元のさまざまな角度から加工できるため、作業効率と加工精度が大きく向上した。航空機部品の加工では、薄肉部分の固定でも一度の固定で多方面の切削加工を精密かつ高速に行う体制を目指している。
| 加工機 | マシニングセンタ |
|---|
マシニングセンタの導入により、ワンチャックで三次元の機械加工ができるようになり、作業効率と加工精度が格段に向上した。外注していた機械加工を内製化できたため、輸送などに割いていた時間を短縮でき、コストダウンも実現した。磨きに加えて機械加工の技術を持つことで、今後は航空機部品を含む多様な素材や部品に対応できる体制の構築につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
長年の磨き加工の技術蓄積から機械加工へ広げ、航空機部品受注を目指す経緯が具体的に書かれている。
チタン・マグネシウムなど加工が難しい素材に対応できる強みと、発注元からの高い技術力への信頼が記載されている。
ワンチャック加工で誤差や外注輸送の時間を減らす課題認識はあるが、高付加価値化の数値目標は示されていない。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれていないが、作業効率とコストダウンを実現したとの記述がある。
社員を研修に行かせて技術向上を図っていると書かれているが、体制の人数や事務処理面の記述は薄い。
ボーイング社向け部品への打診や航空機部品の要求水準が示されているが、顧客ターゲットの整理は限定的。
磨きから機械加工まで一貫体制を確立する方向性は示されているが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
航空機部品の薄肉・精密加工の高付加価値性は読み取れるが、分野の普及度や価格の数値は示されていない。
地域の雇用や波及効果への言及は薄く、航空機部品という産業分野に関わる点がわずかにうかがえる程度。
輸送時間の短縮やコストダウンは書かれているが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値はない。
マシニングセンタによる自動工具交換など新技術の導入はあるが、地域やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
航空機部品など成長分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は明示されていない。
筑西市の工場から技術を活かして航空機部品に展開する点は読み取れるが、地域経済の牽引への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
磨きの技術に機械加工を加えた一貫生産体制を確立し、航空機部品の受注を目指す。自動車部品での加工経験を積み、航空機部品受注の体制を整える段階に入ったと考えている。
我々は磨きについてはプロフェッショナル集団ですが、マシニングセンタの操作は初めて。作業効率をさらに高めるため、社員を積極的に研修に行かせるなど、技術向上を図っています
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
最新型のレーザー加工機を導入し、カートリッジ式レンズホルダーを採用した。
効果:レンズ交換時間 25分→5分