回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社岡直三郎商店
成果従来の自然放冷で火入れした醤油Cに比べ、新法A、Bの方が測色、アルコール分、官能検査の結果が優れていることが分かった。
| 事業者名 | 株式会社岡直三郎商店 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 みどり市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | バイオ |
| 従業員数 | 31人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1787年 |
醤油は1973年の出荷量をピークに長期減少傾向にあったが、近年は消費回復の兆しが見られる。和食の世界無形文化遺産登録などを背景に、高品質な食品へのニーズも高まっている。
抱えていた課題
やったこと
冷却機能付きプレートヒーターを新たに火入れ器として導入し、火入れ温度85℃で10分保持後60℃まで速やかに冷却して自然放冷する新法A、火入れ温度85℃で30分保持後60℃まで速やかに冷却して自然放冷する新法B、火入れ温度85℃で30分保持後に自然放冷で常温まで冷却する従来法Cの丸大豆醤油を試作した。試作した醤油2種類、従来法の醤油、生醤油の計4種類について、群馬産業技術センターと共同で測色、アルコール分、うま味成分の指標となるホルモール窒素、微生物検査、官能検査などの品質評価を行った。
| 加工機 | 冷却機能付きプレートヒーター |
|---|
新しい製品・サービス:高品質な醤油(一番しぼり有機濃口醤油、二段仕込み、本醸造ヒシクなど)
冷却機能付きプレートヒーターによる火入れで、醤油の品質が向上し、新法A、Bは従来法より測色、アルコール分、官能検査の結果が優れていた。冷却機能付きプレートヒーターでの火入れにより微生物的安全性も担保できることが分かった。今回の試作では火入れ時間がより短いAがより高品質な醤油を製造できると判断された。高級感のある商品を高級志向やインバウンド需要を背景に地下ショップやデパート等で拡販し、新火入れ方式による商品の売上増加を見込んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業1787年の醤油製造で火入れ工程の高品質化に取り組む流れは読めるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置づけは明示されていない。
消費回復や高品質志向を背景に、高感度な外国人観光客向けの大手デパート拡販など市場動向と自社製品を結びつけている。
手動火入れの殺菌温度不安定、冷却に2日間などの課題を示し、冷却機能付きプレートヒーター導入で解決する計画が具体的。
2018年3月期580万円、21年3月期に730万円の売上目標を数字で示している。
従業員31人との記載はあるが、補助事業を遂行する担当体制や人材については触れられていない。
高品質醤油の価値を示し、外国人宿泊客向けの地下ショップ販売や日本生協連との取引予定など顧客ターゲットが明確。
試作評価、製品ごとの火入れ条件確立、販路拡大と段階的な計画は示されるが、スケジュールの詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
従来比で高品質化した醤油の開発を示し、一番しぼり有機濃口醤油など高級品で高価格化を図る点が読める。
和食の世界無形文化遺産登録や消費回復の兆しに触れるが、国が補助する積極的理由(波及効果や雇用創出)は明示されていない。
新法Aは従来法より測色・アルコール分・官能検査で優れ、売上目標も数字で示すなど費用対効果を読み取れる。
冷却機能付きプレートヒーターの導入はあるが、デジタル技術やビジネスモデルの革新、地域への貢献の記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
群馬県みどり市の地場企業で醤油を製造する点は読めるが、地域の特性を活かした雇用創出や地域成長への言及は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は醤油の種類を変えて検討し、製造する醤油製品全体の品質向上に取り組む。日本生活協同組合連合会との取引も予定しており、高品質をPRして拡販につなげる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%