新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
三和コンクリート工業株式会社
成果市販の二次元振動試験機の約50%ほどの費用で開発
| 事業者名 | 三和コンクリート工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 伊勢崎市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 測定計測 |
| 従業員数 | 138人 |
| 資本金 | 4,800万円 |
| 設立 | 1948年 |
震災が相次ぎ、単なるインフラ整備用のコンクリート製品ではなく、災害時にも人々が安全に暮らせる耐震性・減災性を備えた二次製品への取り組みが業界で必要不可欠になっている。地盤の液状化によるマンホールの浮遊、燃料タンクの倒壊、津波による事務所の流失などの実例もある。半世紀を超えるコンクリート製品製造のノウハウを持つ。
抱えていた課題
やったこと
二次元振動試験機を導入し、各研究機関に振動数値・地震数値・実験数値等の技術相談を行った。試作した被振動物や耐震性・減災性製品模型を、自社で購入した地震計や特殊大型水槽、レーザー測定器などを用いてシミュレーションを繰り返した。気象庁公式参考データと被振動物の試作品を使った振動試験計測データを検討しながら、振動制御装置の調整を繰り返した。市販の約50%ほどの費用で二次元振動試験機の開発に成功した。
| 検査測定 | 二次元振動試験機 |
|---|---|
| その他 | 特殊大型水槽 |
| 検査測定 | 地震計 |
| 検査測定 | レーザー測定器 |
新しい製品・サービス:耐震性・減災性を備えたコンクリート二次製品(開発製品の一つであるD・P BOXは防災製品等推奨品に認定された)
二次元振動試験機の導入により、震度6強までの地震や液状化現象を再現でき、耐震性・減災性を備えたコンクリート二次製品の開発が可能になった。大手企業が持つ高価な振動実験設備を安価に備えることができ、動的評価・測定システムの技術を獲得した。振動試験で実際にシミュレーションを行い強度を確認できることはブランド力向上につながる。関東の営業所・工場と日本全国へのリアルタイムな納品も強みになる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去のデータバックアップ機器や防災製品の開発・販売に触れるが、本事例での事業戦略上の位置づけは明確に示されていません。
大手企業が持つ高価な振動実験設備を安価に自社開発し、大手企業への展示会や意見交換を行うと書かれており、競争上の位置づけがうかがえます。
不足していた二次元振動試験機を導入し耐震性製品を開発する課題認識が書かれていますが、高付加価値化の具体的数値はありません。
2021年5月期に1億2,000万円の売上見込みと書かれていますが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていません。
関東に4営業所・5工場、グループ会社に運送会社があると書かれ、体制のわずかな記述のみです。
震災事例や大手企業の高価設備の代替という顧客ニーズの裏付けに加え、D・P BOXが防災製品等推奨品に認定された点が書かれています。
2018年5月期に160万円、2021年5月期に1億2,000万円といった段階的な見込みが示されていますが、課題解決方法の詳細は薄いです。
公開されている事例からは読み取れません。
耐震性・減災性のコンクリート二次製品は、大手企業の高価設備を使わず安価に開発する点で高水準の付加価値化をうかがわせます。
震災による マンホール浮遊、断水、燃料タンク倒壊などの実例が挙げられ、社会インフラ・防災への貢献の必要性が読み取れます。
市販の約50%の費用で二次元振動試験機を開発したと書かれ、費用対効果がうかがえますが、付加価値増加の数値はありません。
振動試験機による地震・液状化の再現という先端的な試験技術が書かれていますが、サプライチェーンへの波及は示されていません。
防災・耐震製品の開発という成長分野への進出はうかがえますが、日本経済の構造転換に資する記述は明確ではありません。
群馬県伊勢崎市の工場立地が示されるのみで、地域の特性を活かした雇用創出や地域経済への言及は薄いです。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
既存取引先へのデータバックアップ機器販売から始め、大手企業向けの展示会や意見交換会を通じて新しい顧客層を開拓し、2021年5月期には防災製品を含め1億2,000万円の売上を見込む。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
第2工場の空きスペースを活用するため、全自動洗濯脱水機と回転式乾燥機、熱源となるボイラーを導入し第2工場内に設置した。
効果:納品日数 100%→70%