ものづくり補助金平成26年度製造業埼玉県

複数タブレットPCの急速充電及び同期が可能なUSBハブ試作開発

株式会社イー・エッチ・ティー

この事例のポイント

  • 教育現場では、タブレットを1台ずつパソコンと接続して充電・同期する手間がかかっていた。
  • 一度に複数台のタブレットPCを急速充電・同期できるUSBハブ充電同期装置を試作開発し、2016年6月に発売した。
  • ケーブルでの接続や同期の手間を省けるため、教育現場での作業負担が軽減される。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社イー・エッチ・ティー
所在地埼玉県 久喜市
業種情報通信機械器具製造業
技術分野情報処理,測定計測
従業員数9人
資本金1,300万円
設立2008年

事業の背景

政府は東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに、私立を含む小中学校にタブレット学習を普及させる方針を進めていた。イー・エッチ・ティー社は官公庁、医療系、産業系企業と取引し、主な事業はハードウエア設計・製造である。USBハブが売上に占める割合は大きくなかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • その他教育現場では、タブレットを1台ずつパソコンと接続して充電・同期する手間がかかっていた。
  • 新製品・新技術複数のタブレットを同時に急速充電・同期できる製品がなく、教育現場に提供できるUSBハブが必要だった。

やったこと

一度に複数台のタブレットPCを急速充電・同期できるUSBハブ充電同期装置を試作開発し、2016年6月に発売した。10口のUSBポートを備え、1台で10台までのタブレットと接続できる。カスケードポートを使えば最大40台まで対応できる。充電は2.1アンペア急速充電に対応し、データの同期の最大転送速度は480Mbps(USB2.0ハイスピードモード)である。有線接続により充電の安定性を確保し、無線に比べ不具合が生じにくくした。熱にも強い設計と部品を採用し、メンテナンスフリー、ファンレスの構造とした。

新しい製品・サービス:複数タブレットPCの急速充電及び同期が可能なUSBハブ充電同期装置

事業の効果

ケーブルでの接続や同期の手間を省けるため、教育現場での作業負担が軽減される。メンテナンスフリーでファンレスの構造により、不具合が生じにくく安心して使える製品を教育現場に提供できる。この製品により、同分野での信頼獲得にも役立つと期待している。ただし、数値による効果の記載はない。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均1.9 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    2016年に教育向けUSBハブを開発・発売したとあるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置づけは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    小中学校へのタブレット普及方針を背景に、メンテナンスフリーで有線充電の安定性を強みとすると読み取れるが、数値的な裏付けは薄い。

  • 課題の認識と解決2

    現状の課題は『教育現場へのタブレット導入拡大』として示されるが、高付加価値化・成長につながる具体的な事業計画は書かれていない。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員9人の会社で営業技術部があることはわかるが、補助事業の遂行体制として具体的な記述はない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    教育関係・法人関係をターゲットとし、メンテナンスフリーやファンレスで不具合が生じにくい点を選ばれる理由として示している。

  • 事業化までの道筋1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    タブレット同時充電・同期という分野の普及度には触れず、一度に最大40台対応など同分野内の性能水準の高さは示されるが、価格面の記述はない。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用2

    政府の1人1台タブレット教育方針に沿う製品と読めるが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    教育分野でのタブレット普及という政策に関連するが、成長分野への進出や日本経済の構造転換への言及は乏しい。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

「個人向けというより教育関係、法人関係をターゲットにしており、メンテナンスフリーであることをより意識して開発した」

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。