多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
有限会社綵巧
| 事業者名 | 有限会社綵巧 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1949年 |
昭和24年に京都市北区で創業した西陣織の織元で、自社設備のみで一貫して製織できる数少ない事業者である。主力は和装用の生地や和装裂地だが、和装業界は需要停滞と後継者不足で衰退産業に位置付けられている。伝統工芸品くみひもの技術を融合した三軸組織は、大型環状織機でのみ製織できる唯一無二の製品である。
抱えていた課題
やったこと
京都市の海外事業支援を機に、大型環状織機を新設備に進化させて洋装生地として展開する取り組みを始めた。補助金の採択により改良費用の目途が立ち、機械製造元での改良が困難なため、設備に知見を持つ外部の機械整備士を探し出して共同で試行錯誤を重ね、製品を作れる段階まで進めた。織機の改良により、他社では不可能な立体的筒型くみひも生地の製織が可能になった。
| 加工機 | 大型環状織機 |
|---|---|
| 加工機 | 広巾織機 |
新しい製品・サービス:三軸組織(立体的筒型くみひも生地を含む、耐摩耗・防しわ・光沢などの特徴を持つ和装・洋装向け生地)
大型環状織機の改良により、他社では不可能な立体的筒型くみひも生地の製織が可能になり、和の伝統を生かした販路と売上の拡大につなげる狙いである。三軸組織は帯地やコート地、バッグ等の和装小物の生地として好評を得ており、すべての製品に綵巧ラベルを貼付して製品価値の向上とブランド化を進めている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の西陣織・自社一貫製織の歴史と、大型環状織機の新設備化による三軸組織展開が一貫して述べられている。
三軸組織は他社に真似できない強みとして示されるが、市場規模や競合の数値的な分析は書かれていない。
和装需要停滞や後継者不足という課題認識はあるが、高付加価値化に向けた具体的な数値目標は記載されていない。
販路拡大や売上増が目標として触れられているが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は書かれていない。
社内の担当者による経尺やメンテナンスの内製、外部機械整備士の探索など、体制と人材の確保が具体的に書かれている。
風合い、耐摩耗・防しわ・光沢などの特徴と、バッグやパスケース等の用途・海外ブランド採用が具体的に示されている。
改良の経緯や試行錯誤の流れは書かれるが、スケジュールや中長期の課題解決の進め方は明示されていない。
補助事業採択により資金調達のめどが立ったとあるが、金融機関からの調達や財務状況の数値は書かれていない。
二本の経糸が斜め45度で交差する三軸組織は現存するのが2台のみとされ、他に類を見ない独自性が具体的に示されている。
和装業界の衰退や職人高齢化が述べられるが、経済波及効果や雇用創出の数値などは書かれていない。
補助金投入額や付加価値増加の数値は書かれておらず、費用対効果はうかがえる程度にとどまる。
大型環状織機の新設備化やサプライチェーン内の社内一貫生産は書かれるが、デジタル技術の活用は記載がない。
和装から洋装・海外展開への転換が示されるが、成長分野への構造転換という位置づけは明示されていない。
京都の伝統技術を活かした織物で、京都市の海外事業支援も関わるが、地域経済への波及効果は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
30cm以上の広巾にも対応する新たな洋装生地の開発や、異業種での活用提案を積極的に行い、オンリーワンの確立をめざす。一方で業界全体では職人の高齢化による廃業が進んでおり、社内外の技術伝承の検討が大きな課題である。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
木粉と再生樹脂を独自に配合した再生複合材を使い、従来の単層式から二層式構造の人工木材製品を開発した。