ものづくり補助金平成26年度卸売業、小売業千葉県

健康で安心・安全な入浴習慣を実現するお風呂グッズレンタルサービスの立上げ

バスリエ株式会社

成果洗浄時間 120分→1分

この事例のポイント

  • お風呂グッズは実際の生活環境で使ってみないとお客様の満足を得られない商品があるため、事前に体感してもらえるレンタルの仕組みが必要だった。
  • お客様から事前使用の要望が最も多かったシャワーヘッドをレンタル対象とした。
  • 洗浄時間 120分→1分。洗浄時間が大幅に短縮され、レンタル品の供給能力が拡大し、多くの顧客への提供が可能になり評価を得ている。

事業者のプロフィール

事業者名バスリエ株式会社
所在地千葉県 我孫子市
業種各種商品小売業
従業員数9人
資本金300万円
設立2005年

事業の背景

当社は2005年の創業以来、インターネットを中心にお風呂グッズの専門店として約25,000種類の商品を販売している。商品によっては実際の生活環境で使用してみないとお客様の満足を得られないことがわかってきた。そこで、購入前にレンタルして体感してもらい、満足したものを購入してもらう仕組みを構築することにした。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術お風呂グッズは実際の生活環境で使ってみないとお客様の満足を得られない商品があるため、事前に体感してもらえるレンタルの仕組みが必要だった。
  • 生産能力返却されたレンタル商品の洗浄に従来の体制では2時間かかっており、供給体制を広げられなかった。
  • 品質・精度レンタル品は衛生面が最大の問題で、洗浄後の乾燥や除菌を確実に行い、安心な品質を保つ必要があった。

やったこと

お客様から事前使用の要望が最も多かったシャワーヘッドをレンタル対象とした。返却後に効率よく洗浄・消毒・乾燥を行うため、洗浄能力・性能を検討したうえで洗浄設備を導入し、消毒及び乾燥機能を備えた保管庫(乾燥庫)も導入した。設備導入後は、サービス導入を想定した作業工程や手順・効率を検証し、品質を維持しながらレンタルサービスを展開できることを確認した。

その他洗浄設備
その他消毒及び乾燥機能を有する保管庫(乾燥庫)

新しい製品・サービス:お風呂グッズのレンタルサービス(シャワーヘッドのレンタル)

事業の効果

  • 洗浄時間 120分→1分

洗浄時間が大幅に短縮され、レンタル品の供給能力が拡大し、多くの顧客への提供が可能になり評価を得ている。消毒可能な乾燥保管設備により、安心・安全な品質を確保できるようになった。洗浄後は密封して除菌状態を保ち、商品セット時も汚れや毛、ゴミの混入を確認している。今後はレンタル対象商品を増やし、顧客満足度を高めて収益につなげたい。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.2 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性2

    創業以来のお風呂グッズ専門店として販売してきた実績はあるが、レンタル事業が経営戦略上どう位置付けられるかは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    販売中の商品が実生活で使わないと満足されない課題があったと述べるのみで、市場動向や自社の強み・弱みの記載はない。

  • 課題の認識と解決3

    顧客満足が得られない課題を認識し、レンタルで体感してから購入してもらう仕組みを構築したと具体的に述べている。収益化は今後の課題とされる。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    洗浄時間が2時間から1分以内に短縮されたとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制2

    担当者や社長の名前と役割が示されるのみで、補助事業を遂行する人材体制や事務処理能力の具体的記述はない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    シャワーヘッドの事前使用要望が高いこと、衛生面が最大の問題であることを示し、消毒・乾燥で安心を届ける価値が整理されている。

  • 事業化までの道筋3

    設備導入後に作業工程や手順を検証し、品質を維持しつつレンタルを展開できると確認したと記載されている。今後の課題も示されている。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    お風呂グッズのレンタルは一般的でなく、新しい取り組みとうかがえるが、普及度や高水準の高付加価値化を示す数値はない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    安心・安全な入浴習慣の実現という社会的意義をうかがわせるが、経済波及や雇用創出の記述はない。

  • 費用対効果2

    洗浄時間が2時間から1分以内になったと効果は示されるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    ITを利用したレンタルサービスとあるが、デジタル技術の活用度合いや地域・サプライチェーンへの貢献は具体的に書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    レンタルサービスを展開する千葉県我孫子市の事業者とあるが、地域の特性を活かした成長や雇用創出の記述は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

レンタル対象商品を増やして顧客満足度を高め、収益に結びつけていく。レンタル商品の清潔・安心性をより明確に伝えることが今後の課題である。

事業者の声

半信半疑ではじめたサービスでしたが予想以上の反響をいただていると感じています。何より「売らない」ことの大切さを実感しています。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。