ものづくり補助金平成26年度製造業千葉県

高圧力発生装置の画期的最新鋭機種開発および増産にむけた量産体制の確立

株式会社吉野機械製作所

この事例のポイント

  • トラックメーカーからの高まる生産性と性能への要求に応えることが求められていた。
  • 油圧駆動源とモータ駆動源を両用するハイブリット型のパワーかしめ装置を開発し、ほぼ完成域に達してランニングテスト中の段階まで進めた。
  • ハイブリット型装置の完成により、今後の売上目標1億円前後の達成と、完全ハイブリット化による目標売上高1億~2億円の実現が見込まれている。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社吉野機械製作所
所在地千葉県 千葉市
業種生産用機械器具製造業
技術分野機械制御
従業員数53人
資本金1,500万円
設立1948年

事業の背景

当社のパワーかしめ装置は国内大手トラック・バスメーカーへの納入でシェアナンバーワンを誇り、海外メーカーにも広く納入している。平成30年度決算(第53期)では、パワーかしめ装置の売上高は6,800万円で、当期総売上高8億7千万円の約0.8%に相当し、標準化と量産化が進み粗利益35%前後の主力製品である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力トラックメーカーからの高まる生産性と性能への要求に応えることが求められていた。
  • 新製品・新技術従来の油圧駆動源に加えてモータ駆動源を両用するハイブリット化の開発が必要であった。

やったこと

油圧駆動源とモータ駆動源を両用するハイブリット型のパワーかしめ装置を開発し、ほぼ完成域に達してランニングテスト中の段階まで進めた。国際フォーミング展(MF-Tokyo2019)などで本装置を展示し、営業活動を展開した。

新しい製品・サービス:油圧とモータ両用のハイブリット型パワーかしめ装置(次世代ハイブリット型パワーかしめ装置)

事業の効果

ハイブリット型装置の完成により、今後の売上目標1億円前後の達成と、完全ハイブリット化による目標売上高1億~2億円の実現が見込まれている。また、海外を含む世界中のメーカーへの供給拡大につながる見込みである。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    既存のパワーかしめ装置を核に油圧とモータのハイブリット化を開発すると書かれ、過去の取組との一貫性が読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    国内トラックメーカーのシェアナンバーワンや海外納入が書かれ強みはうかがえるが、市場動向との比較は具体的に書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    省エネ対策としてハイブリット化する課題認識は書かれるが、課題の数値的な整理や事業計画の詳細は薄い。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標4

    平成31年度に売上1億円前後、次期に1億~2億円の目標が示され、数値目標と見通しが読み取れる。ただし付加価値額や賃上げ目標は書かれていない。

  • 事業を進める体制2

    従業員数53名と書かれるのみで、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的な記載は少ない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    国内大手トラックメーカーへの納入実績、海外への供給、粗利益35%前後と製品の選ばれる理由が具体的に読み取れる。

  • 事業化までの道筋2

    ほぼ完成域でランニングテスト中とあるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    パワーリベッター装置は標準化と量産化が進み粗利益35%前後とされ、同分野で高水準の利益率を実現していることがうかがえる。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    海外メーカーへの供給や省エネ対策への言及はあるが、波及効果や雇用創出の具体的な数字は示されていない。

  • 費用対効果2

    補助金投入額と付加価値増加の関係は示されず、売上目標の数字はあるが費用対効果は読み取れない。

  • イノベーションへの貢献2

    油圧とモータのハイブリット化という技術革新は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明記されていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    省エネ対策としてハイブリット化を進める点から、環境面の構造転換にわずかに関わることがうかがえる。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

パワーかしめ装置の売上高を1億円前後に目標を置き、国際展示会等の営業活動を展開している。売上1億円を達成すると、次期決算の目標である総売上高の1%~2%に届き、完全ハイブリット化による目標売上高1億~2億円を実現する足掛かりになる。

  • 目標:パワーかしめ装置の売上高目標 6,800万円→10,000万円

事業者の声

伝統の100年企業へ 次ステージを担う若きエンジニアたち!

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。