回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ダイナス製靴株式会社
成果足の計測時間 15秒→15秒
| 事業者名 | ダイナス製靴株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 東京都北区 |
| 業種 | なめし革・同製品・毛皮製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 57人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1966年 |
当社は昭和59年から外反母趾用の婦人靴を製造販売しており、オーダーメイド靴はユーザーの多くが中年女性である。価格は30万円程度で、年間で約100足の注文がある。商圏の拡大のため、遠隔地で計測した3Dデータを基に靴を製造できる仕組みが求められていた。
抱えていた課題
やったこと
3Dスキャナーで足の形状を計測し、スキャンデータを遠隔地のNC加工機に伝送できるシステムを導入した。3D計測器とCADデータから立体形状を作成するNC加工機を導入し、木型製作手法を数値データに置き換えるデータベースを構築した。当社独自の寸法補正技術「コロシ」を加味した木型データを作成し、既存木型約4,000個のうち顧客の希望デザインに近いものを選定して足型データと照合し、実際の足に合わせた木型を作成する。作成したデータをNC加工機に送信し、木型を手で削らずに機械で削り出す。
| 検査測定 | 3D計測器 |
|---|---|
| 加工機 | NC加工機 |
| ソフト | CADデータから立体形状を作成するシステム |
新しい製品・サービス:遠隔地の顧客にも対面計測と同等の履き心地を提供するオーダーメイド靴製作システム
3D計測器により、遠隔地でも約3万箇所の足の部位を約15秒で計測できるようになった。木型も約1時間で完成するため、製品化までの期間が約半分に短縮された。熟練の技に頼っていたノウハウをデータ化して機械に置き換えたことで、若手技術者でも精度の高い木型を作ることが可能となった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和59年からの外反母趾用靴販売と木型付きオーダーメイド靴事業を継続し、コロシ技術やデータ化を経営の柱として位置づけている。
木型4,000個の保有、年間100足の注文、コロシという独自補正技術など強みが具体的に示されている。
遠隔地の顧客は高齢化で来店困難という課題を認識し、3D計測で商圏を広げる具体策を示している。
計測15分→15秒、製品化60日→30日など改善は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
若手技術者の育成と技術伝承を全社的取組として進めるとあるが、体制の人数や事務処理面の記述は薄い。
ターゲットは中年女性、価格30万円程度、遠隔地顧客の需要など、顧客と価値が具体的に示されている。
中東視察や百貨店・老人ホームでの展開、全国店舗での発注システム構想など方向性はあるが、スケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
外反母趾用の靴から始め、木型付フルオーダー靴を高価格帯(約30万円)で展開する高付加価値化が読み取れる。
既成靴を履けない人への対応や技術伝承の観点は見られるが、国が補助する波及効果の記述は乏しい。
計測時間や製品化期間の短縮は示されるが、補助金投入額に対する効果の数値は書かれていない。
3D計測器とNC加工機を組み合わせ、遠隔計測から木型加工までをデータ連携する新たなビジネスモデルを構築している。
遠隔計測による新たな事業モデルは見られるが、日本経済の構造転換への言及は読み取れない。
東京都北区の靴製造事業者である点はうかがえるが、地域特性を活かした雇用や成長の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
遠隔地の顧客対応が可能になったことから、海外市場を視野に入れ、中東などの市場視察にも出向いている。今後は注文の門戸を広げ、年間100足程度の注文数を増やしたいと考えている。デパートや老人ホームでの展開や、全国の実店舗で発注できるシステムを目指して営業提携を進めている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
納品物量の増加に対応するため組み立て式冷蔵庫を導入し、納品収納に余裕を持たせるとともに、物の定位置化により物を探す時間を省いた。
効果:導入前後の作業時間・人件費を比較し、月間75万円の削減効果が確認できた。
ピローを振動コンベヤーで整列させ、一定数ずつ分配して包装機へ投入する新方式のラインを考案した。
効果:計測・分配能力 120個/分→270個/分