回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社富田刃物
| 事業者名 | 株式会社富田刃物 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 燕市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,立体造形 |
| 設立 | 1959年 |
1959年に燕市で刃物製造・販売業として創業し、看板商品は土を掘れる園芸用ナイフの「レジャーナイフ」である。2004年にニューヨーク・タイムズに掲載されてから海外で人気が高まり、現在の売上は海外が約30%を占める。国内市場は縮小傾向で反応も鈍く、インターネットや輸送の発展で海外との直接貿易が増えている。
抱えていた課題
やったこと
昭和中期製の旧型油圧研削機を、独自部品でカスタマイズして使っていた研削機からNC制御の研削機に切り替えた。これまで独自部品を付け替えて3次元研削していた工程を、一工程で加工できるようにした。導入によって生産時間と生産コストを大幅に下げ、生産効率を高めた。また、デジタル化により熟練工の生産ノウハウを若手職人に引き継げるようにした。
| 加工機 | NC制御型研削機 |
|---|
NC制御型研削機の導入により、生産時間と生産コストを大幅に削減し、生産効率が向上した。これにより、2016年に締結した大手米国商社との北米独占販売契約による大量の注文に対応できた。熟練工が引退する時期にもデジタル化で生産ノウハウを若手職人へ引き継げた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
1959年創業の刃物製造で看板商品はレジャーナイフ、2004年の海外露出など取組の流れは読めるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
海外売上比率約30%、米国商社との北米独占販売契約、国内市場縮小を踏まえ海外シェア拡大を目指す旨が具体的に書かれている。
旧型研削機の整備を熟練工に頼る課題と、NC化で一工程加工にする方針は読めるが、高付加価値化の数値目標は示されていない。
生産時間・コストを大幅に下げたとあるが、具体的な数値や付加価値・賃上げの目標値は書かれていない。
熟練工の高齢引退に対しデジタル化で若手へノウハウを引き継いだとあり、人材面の対応は読み取れるが体制の詳細は薄い。
独自性の高い商品、外国人に合うサイズへの大型化、インチ表示追加など顧客ニーズへの対応と選ばれる理由が具体的に書かれている。
今後は海外シェアを伸ばしたいとの方向性はあるが、中長期の遂行方法やスケジュール、課題解決策は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
土を掘れるスコップ状刀身のレジャーナイフで海外の高い支持を得ており、グッドデザイン賞等の受賞も示されている。
海外需要に対応して生産を増やしたとあるが、雇用創出や川上・川下への波及効果までは書かれていない。
生産時間とコストを大幅に下げたとあるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
NC制御研削機によるデジタル化で生産ノウハウを継承したと書かれるが、地域やサプライチェーン全体への貢献は述べられていない。
公開されている事例からは読み取れません。
燕三条のものづくりの町で創業し、海外商社との直接貿易で地域の刃物製造を支えている点が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
海外市場でのシェアを伸ばし、海外の売上をより伸ばしていきたい。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。
電子部品の実装作業に長年取り組んできた経験と、現場のニーズへの理解、社内技術者による在庫管理システムの設計力を活かし、中小の電子部品を扱う…