回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社 ユー・アイ工業
成果同芯度(平均値) 0.058→0.013
| 事業者名 | 有限会社 ユー・アイ工業 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 上越市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1981年 |
当社は昭和56年設立の金属製品製造業で、非鉄金属(真鍮・砲金・銅)加工を得意とし、各種六角穴付ボルトを製作している。ガス製品の自由化に伴い、安心・安全・防災に対応できる製品が求められるようになった。
抱えていた課題
やったこと
インデックスチャック搭載にY軸ミーリング加工ができる複合CNC旋盤(滝澤鉄工所製TS-4000Y)を導入し、特殊刃物を使った新しい工法を提案した。同芯同軸で全工程を切削加工できるよう、高品質・コストダウン・短納期のための最適なレイアウトを設定した。工場は24時間稼働に対応するよう作業レイアウトを見直し、効率の良い生産環境を整えた。NC操作プログラミングの研修を経て、ガスコック本体(フレキ3/4ULネジガス栓20A本体)の試作品を開発し、客先に提供して合格を得た。
| 加工機 | 複合CNC旋盤TS-4000Y(インデックスチャック付) |
|---|---|
| その他 | 特殊刃物 |
新しい製品・サービス:ガスコック本体(フレキ3/4ULネジガス栓20A本体)
複合加工を1台の複合CNC旋盤に集約したことで、従来より品質が安定し、量産化に対応できるようになった。同芯度と直角度の誤差はそれぞれ77%、47%改善した。加工時間は36%削減、1時間当たりの加工数は57%増加し、段取・着脱時間も大きく減った。ガスコック亜鉛LP用ボールバルブの本体加工にも着手し、ガスメーカーの要望に応えられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ガスコック本体の複合加工の課題を経緯として示し、過去の取組との連続性は文中から読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
ガス製品の自由化や安心・安全の要求に触れるが、市場動向と自社の強み・弱みを比較した記述はわずかにうかがえる程度。
同芯度が77%、直角平行度が47%改善、加工時間36%削減、加工数57%増など数字で課題解決の効果が示されている。
加工時間36%削減や加工数57%増など数値目標の実績が示され、量産化やほかサイズへの展開も具体的に書かれている。
NC操作プログラミングの研修を経て試作を行ったと書かれるが、人材体制や事務処理能力の詳細は薄い。
ガスメーカーの要望や品質向上が顧客ニーズへの対応として示され、製品の価値と選ばれる理由が読み取れる。
試作から量産、亜鉛LP用ボールバルブ、他サイズへの展開という流れは示されるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ガス製品のなかで安心・安全に対応する高品質化を図る内容だが、市場の普及度や高価格化の水準は具体的に書かれていない。
安心・安全・防災への対応という社会的ニーズはうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
投入機械を3台から1台に減らし、加工時間36%削減、加工数57%増など費用対効果を示す数字がある。
NC複合旋盤による一貫加工はうかがえるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
上越市という地域での事業とうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
他サイズのガス栓本体の試作品を開発し、市場拡大を図る。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%