装飾用アルミ製品への多様なニーズに対応する表面処理加工技術の高度化
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
株式会社常盤製作所
成果リードタイムが半減
| 事業者名 | 株式会社常盤製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 新潟県魚沼市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 設立 | 1956年 |
株式会社常盤製作所は1956年創業の金属製品製造業者で、刈払機のエンジンとチェーンをつなぐクラッチドラムの国内シェアは約6割。高齢化の進行で高齢者が刈払機を扱う場面が増え、重量や振動による身体への負担、腱鞘炎の問題が背景にあり、振動が少ない刈払機が求められていた。本社の倉庫が手狭になったため新潟工場を開設した。
抱えていた課題
やったこと
4軸の同時加工が可能なCNC自動旋盤機を導入し、1台で複数箇所を連続して切削できるようにした。加工形状に応じて自動で刃物を選べるよう刃物の数を6本増やし、加工物が変わるたびの刃物交換の手間をなくした。複雑な形状のシャフトを一度に加工できるようにし、新型クラッチドラムの加工を効率化した。
| 加工機 | 4軸CNC自動旋盤機 |
|---|
新しい製品・サービス:振動防止を目的とした防振ダンパータイプの新型クラッチドラム
1台で連続して切削できるようになり、リードタイムが半減した。部品を載せ換える人員配置も不要になりコスト削減に成功した。新型クラッチドラム以外の加工物でも加工時間短縮とコスト削減につながり、工場全体の生産性が向上した。複雑で高精度な加工と加工時間の短縮が商談会で評価され新規取引につながり、歯切り加工の精度も評価されて新規受注につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の刈払機クラッチドラム事業の延長で、複雑加工への投資と既存客からの好評が書かれている。過去の取組との一貫性は読み取れるが具体性は薄い。
国内シェア約6割、刈払機ドラムの既存客評価、商談会での複雑・高精度加工の評価と新規取引に言及しており、強みと競争優位が具体的に読み取れる。
切削工程が2つ増えリードタイムが大きく伸びていた課題を、4軸CNC導入でリードタイム半減という具体的な数字で解決している。
リードタイム半減やコスト削減は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
社員が最終製品を知らずに作っている点や工程ごとの人手が述べられるのみで、補助事業を遂行する体制の記述はわずかにうかがえる程度。
高齢者の腱鞘炎など振動防止ニーズと国内シェア6割、複雑高精度加工が選ばれる理由として具体的に整理されている。
医療・航空・宇宙への参入やベトナム工場検討が今後の方向として触れられているが、遂行方法やスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
振動防止の新型クラッチドラムは同分野で高付加価値の加工であることが示されるが、高価格化の数字は書かれていない。
高齢化による刈払機の振動防止需要に触れるが、波及効果や雇用創出などの国が補助する理由は明記されていない。
リードタイム半減や人員配置の不要化によるコスト削減が書かれるが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。
4軸同時加工や歯切り加工など先端的な加工技術に触れるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は限定的。
医療・航空・宇宙分野への参入を目指すとあり、成長分野への進出の方向性がうかがえる程度。
魚沼市の企業誘致により新潟工場を開設したと書かれ、地域の特性への言及がわずかにある。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
医療や航空、宇宙分野への参入を目指し、将来は最終製品の状態まで作ることを目標としている。ベトナムの工場進出も検討中で、実現した際には既存事業は海外工場で製造し、国内では複雑加工や新技術の開発に注力したいと考えている。
4軸・5軸など切削技術はどんどん上がってきています。複雑で高精度な技術をもとに他分野にも参入していきたいです。
公式の事例集より(原文のまま)
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
日本国内での販売普及を目指す低コスト超小型電気自動車の試作開発に取り組んだ。
効果:ホイールベース100mmの延長に対し、最小旋回半径は0.45m短縮
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。