回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
富士香料化工 株式会社
| 事業者名 | 富士香料化工 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 橋本市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 測定計測 |
| 従業員数 | 45人 |
| 資本金 | 3億円 |
| 設立 | 1964年 |
創業は1964年で、当初は洋菓子店やパン屋向けに食品香料を販売していたが、現在は大手食品メーカーを得意先としている。現在の主力事業は、お菓子、アイスクリーム、デザート、飲料に入れるスイート系の香料の開発・販売である。製菓、製パン、飲料などの各社で製造品目が増えており、コンビニやスーパーの店頭では差別化のためインパクトのある味が求められ、食品・飲料メーカーの製品開発スピードも上がっている。
抱えていた課題
やったこと
ガスクロマトグラフ分析装置一式を導入し、解析力の向上と解析時間の短縮化を図った。新たに導入した装置により、香気成分の高精度な微量分析が可能となり、従来機では検出されなかった微量成分を検出できるようになった。分析に至るまでの温度設定や供給ガスの制御など機械内部の環境設定がすべて自動化され、作業時間の大幅な短縮につながった。従来は急速に熱を逃がしたり冷やしたりすることが容易でなかったが、作業の待ち時間も短縮できた。
| 検査測定 | ガスクロマトグラフ分析装置 |
|---|
新たに導入したガスクロマトグラフ分析装置により、香気成分の高精度な微量分析が可能となり、従来機では検出されなかった微量成分を検出できるようになった。微量成分を検出することで、得意先から求められている香気成分の再現性を高められるようになった。分析の自動化により作業時間が大幅に短縮され、作業の待ち時間も短くなった。その結果、新たに生み出すことができた時間を新たな食品香料の開発に充当できるようになり、自社提案型の営業も増えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の分析装置が老朽化し微量成分を検出できない問題があり、新装置導入で対応する流れは読み取れるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
得意先の要望に応じて何千種類もの原料から香料を提案できる点が強みと書かれている。ただ市場全体の動向や競合との比較は具体的に示されていない。
微量成分が検出できず香気成分を効率よく分離できない課題を認識し、分析時間短縮で開発時間を新製品に充てると具体的に記述されている。
分析時間の短縮は述べられているが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれておらず、わずかにうかがえる程度。
フレーバー開発室や応用開発室があり、創業以来の開発経験が読み取れる。ただ補助事業を遂行する人員や事務体制の記述は薄い。
得意先の要望に合わせた香料を迅速に作れる点が強みで、健康食品からのマスキング香料の依頼増など顧客ニーズの裏付けが書かれている。
新工場への移転や分析機器の活用で開発力を高める方針は読み取れるが、遂行スケジュールや課題解決の具体的方法は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
香料の分野で同業の中で高度な要望に応える点は書かれているが、分野の普及度や高価格化の水準を示す記述は薄い。
食品・飲料メーカーの製品開発スピード向上や健康食品の高齢化対応に触れるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する理由は書かれていない。
作業時間の大幅な短縮や待ち時間の短縮は書かれているが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
分析工程の自動化は述べられているが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献までは具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
本社機能を大阪から橋本市の工場に移したと書かれ、地域での事業展開がうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用の記述は少ない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
多様化する得意先の要望に即座に対応できるよう開発力を高める上で、食品香料を作り上げる。健康食品業界からの依頼増加も見込まれるため、導入した分析機器を駆使して開発力を高めていきたいと考えている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人