回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社安田創作
| 事業者名 | 株式会社安田創作 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県 立山町 |
| 業種 | 家具・装備品製造業 |
| 技術分野 | デザイン,立体造形 |
| 従業員数 | 12人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1989年 |
大都市圏を中心にオフィスビルの建設が高水準で推移しており、県内でも富山市中心部で再開発事業が進められている。そのためオフィス向け造作家具の需要は今後も高まるとみられる。一方、家庭向け家具では婚礼用の需要が減り、消費者の低価格志向が顕著である。その中でデザインや機能性、素材など自分好みの家具をオーダーする客層も少なくない。
抱えていた課題
やったこと
5軸制御CNCマシニングセンターを導入した。X・Y・Z軸に加え回転する2軸を有し、3次元の球面加工など複雑な形状の製品を迅速かつ正確に生産できる体制を整えた。これにより、アール加工の形状や高精度加工が以前より短時間で可能になり、完成イメージを確認するためのサンプル加工も速やかに行えるようになった。加工データが残るため変更への対応も容易になった。作業データ入力や制御画面の操作性が高まり、専任オペレーター以外の工場作業者でも操作が可能になり、量産・再生産にも対応できるようになった。
| 加工機 | 5軸制御CNCマシニングセンター |
|---|
新しい製品・サービス:木製のサラダボウルをはじめとするインテリア小物、ホテルやレストラン向けの業務用大型食器
5軸加工機の導入により、複雑な3次元加工を高精度かつ迅速に行える体制が整い、アール加工なども短時間で可能になった。加工データの活用で変更対応や試作が効率化し、操作性の向上により専任オペレーター以外でも操作できるようになった。省力化で生まれた時間をベテランから若手への技術継承や熟練技術の数値化に充てている。県内で初めて5軸加工機を導入したことで同業者からの加工依頼も増え、新製品開発の可能性も広がっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来のオーダー家具事業と、CADやNCルーターを早期導入してきた経緯が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。
オフィス造作家具の需要増加や複雑化するオーダー要望を踏まえ、県内業界で初めて5軸加工機を導入し同業者からも加工依頼が増えたと具体的に書かれている。
受注を断念していた複雑加工の課題に対し、5軸CNCマシニングセンターで迅速かつ正確な生産体制を整えたと、課題と解決策が対応して書かれている。
付加価値額や賃上げの目標数値は書かれておらず、新規顧客獲得や知名度向上という定性的な方向性のみがうかがえる。
一級技能士や二級建築施工管理技士を有し、家具の制作設計図に高いレベルで対応できる人材が5人在籍すると人数つきで書かれている。
デザイン性・機能性の高い製品と、オフィスや美術館向けなど顧客層は示されているが、選ばれる理由の整理は具体性が薄い。
データ化による技術継承やベテランの技術の数値化を進めると書かれ、遂行方法の方向性は示されるがスケジュールは記載がない。
公開されている事例からは読み取れません。
複雑形状や球面加工を高精度に行う5軸加工を県内で初めて導入し、高付加価値の独自製品を志向している点が具体的に書かれている。
県内業界の活性化や分業による業界への波及がわずかにうかがえるが、国が補助する積極的理由としての経済波及効果の記載は薄い。
コストを抑えた生産や従来断念していた顧客の掘り起こしは書かれているが、補助金額に対する付加価値増加の数値はない。
CADやCNCによる加工データの活用で効率化する点は読み取れるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は示されていない。
オーダー家具の需要が今後も高まるとの見通しは示されるが、日本経済の構造転換への言及はない。
富山県産木材の活用や県内業界の活性化に触れており、地域特性を活かす事業であることがうかがえるが、雇用創出の数値はない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
オーダー家具の需要を着実に取り込み、新規顧客の獲得と知名度向上につなげる。木製小物など新製品の開発も進め、品質・衛生面の課題をクリアできれば製品化・量産化も検討する。また、県内業界の分業による活性化も模索する。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg