部品加工の精度向上と高効率化による競争力強化のための設備導入
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
アムズ株式会社
成果ヘチマ様接触材の内製化により原価を約50%低減することができた。
| 事業者名 | アムズ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県 金沢市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 166人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1960年 |
当社は工場生産型FRP製浄化槽の製造販売を主な事業としている。浄化槽の主要内部部品はプラスチック成型の専門業者による県外数社の外注となっており、運搬費や在庫管理費が大きくなっていた。小型化、低価格化、高機能化、短納期化などの市場の動きに対応するため、主要部品の内製化が課題とされていた。
抱えていた課題
やったこと
浄化槽を生産する自社工場内に多品種立体押出成型設備を導入し、まずヘチマ様接触材の試作開発を行った。次にこの装置とヘチマ様接触材の試作で得たノウハウをもとに、中空円筒担体、網様円筒濾材の試作を行った。3種類の部品を同一設備で生産可能とするため、押出機、成型用金型、冷却水槽などを特注で発注し試作検証と装置改良を重ねた。金型先端のノズルを着脱して断面形状を自由に変えられることや、冷却水槽内の引き取り速度と押出量の調整で特性を確認した。
| 加工機 | 押出成型機 |
|---|---|
| 金型 | 押出金型 |
| その他 | 冷却水槽 |
新しい製品・サービス:ヘチマ様接触材、中空円筒担体、網様円筒濾材
ヘチマ様接触材の内製が可能になり、自社工場内で使用する部品を内製できるようになった。原価を約50%低減でき、導入した押出機は他の部品の成形にも使える能力があることを確認した。社内で試作開発を容易に進められるようになった。高機能接触材の開発や農業集落排水処理施設向けなどの商品展開も進めている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
浄化槽の主要部品を外注から内製へ切り替える方針が書かれ、浄化槽事業との関連は読み取れるが、中長期の経営戦略上の位置付けは具体的に示されていない。
県外数社への外注による運搬費・在庫管理費の増加や小型化・短納期化への対応が課題として挙げられている。強みの記載は薄い。
課題として外注依存と運搬・在庫費用を挙げ、内製化でヘチマ様接触材の原価を約50%低減したと記載されており、課題解決の成果が具体的。
原価を約50%低減したという数字が示されている。付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
社内で押出成型機を使った試作開発を進めた経緯は読み取れる。人材や事務処理体制についての記述は少ない。
農業集落排水処理施設の改修時の入れ替え用接触材や湿式集塵機向けなど用途と顧客像はうかがえるが、選ばれる理由は整理されていない。
中空円筒担体と網様円筒濾材の内製化検討、高機能接触材の開発という次の段階が示されているが、スケジュールや課題解決方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
線径を細くして比表面積を増やす、炭素を練り込み帯電させるなど高機能接触材の開発が記載されている。市場の普及度に関する記述はない。
浄化槽や農業集落排水処理施設への言及はあるが、雇用創出や波及効果についての記述はほとんどない。
約50%の原価低減という数字が示されており、費用対効果の一端がうかがえる。投入額や付加価値額は書かれていない。
押出成型と冷却水槽による成型技術や高機能接触材の開発は読み取れるが、サプライチェーンへの貢献についての記述は少ない。
公開されている事例からは読み取れません。
金沢市の企業であることはわかるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用への言及はほとんどない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
中空円筒担体、網様円筒濾材の内製化を検討中で、高機能接触材の開発により高付加価値化を進める。関連業者経由で受託生産の検討も進んでいる。
全く取り組んだ事もノウハウもなかった成型方法への挑戦を、ものづくり補助金によって後押しをして頂きました。試行錯誤しながら目的の成型法を確立できたことは大きな成果となりました。今後は今回確立した成型方法も含め、永年取り組んできた浄化槽製造のための様々なFRP及びプラスチックの成型・加工技術を、浄化槽以外の自社製品開発ならびに受託生産の請負など事業の拡大に活かしていきたいと考えております。
公式の事例集より(原文のまま)
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。