ものづくり補助金平成26年度製造業石川県

最新鋭プラズマ加工機導入による精密加工技術の高度化事業

株式会社オーテクス

この事例のポイント

  • 国内の生コン需要の増加と多様化、世界経済の変動に積極的に対応できる企業に成長する必要があった。
  • コストの低減、切断品質の向上、材料の無駄の低減、クリーンな作業環境を目標として、最新鋭ファインプラズマ加工機を導入した。
  • プラズマカットに要する作業時間が大幅に短縮され、収益性が改善した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社オーテクス
所在地石川県 珠洲市
業種金属製品製造業
技術分野精密加工
従業員数14人
資本金3,000万円
設立1989年

事業の背景

鉄板、ステンレス板、アルミニウム板等の切断・曲げ・溶接を行い、生コンプラント、廃棄物処理プラント、水門、橋梁等を製造している。中でも生コンプラント骨材供給円筒コンベアの製造では業界トップである。生コンの需要は災害復興事業や東京オリンピック関連事業などで継続して拡大している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力国内の生コン需要の増加と多様化、世界経済の変動に積極的に対応できる企業に成長する必要があった。
  • コスト・採算プラズマカットに多くの作業時間がかかり、採算が合わない製品があった。

やったこと

コストの低減、切断品質の向上、材料の無駄の低減、クリーンな作業環境を目標として、最新鋭ファインプラズマ加工機を導入した。導入した加工機により、コンベア製造に関する生産性の向上とランニングコストの低減を図った。鋼板の切断精度を高めることで、製品の品質向上を目指した。

加工機最新鋭ファインプラズマ加工機

事業の効果

プラズマカットに要する作業時間が大幅に短縮され、収益性が改善した。鋼板の切断精度が向上し、生産効率も大幅に改善した。これにより、これまで採算が合わなかった製品の受注や新分野の開拓も可能となった。過疎地での事業継続と雇用の創出を社会的使命として、人材育成と雇用の拡大も進めている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    生コンプラント骨材供給円筒コンベアで業界トップとあり、事業の位置づけは読めるが、過去の取組との連続性は書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    生コン需要が災害復興や東京オリンピック関連事業で拡大していると書かれ、市場動向は読み取れるが、自社の強み・弱みの分析は薄い。

  • 課題の認識と解決3

    切断作業時間の大幅短縮や鋼板切断精度向上で収益性が改善したとあるが、課題の具体的な数値は示されていない。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    付加価値や賃上げの目標値は書かれておらず、収益性改善の表現がわずかにうかがえるのみである。

  • 事業を進める体制2

    従業員14人の規模は書かれているが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の記述は少ない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    新分野の開拓や採算が合わなかった製品の受注が可能になったと書かれ、顧客ニーズへの対応は読み取れる。

  • 事業化までの道筋2

    導入の目的や効果は書かれているが、遂行スケジュールや中長期の課題検証についての記述は見当たらない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    プラズマ加工機の導入でクリーンな作業環境を目標とするとあるが、分野の普及度や高価格化についての記述はわずかである。

公的補助の必要性53%
  • 波及効果・雇用3

    過疎地における事業継続と雇用創出を社会的使命とし、雇用の拡大を目指すと書かれている。

  • 費用対効果3

    作業時間の大幅短縮や材料の無駄低減を目標としているが、補助金額に対する効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    最新鋭のプラズマ加工機の導入は読み取れるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献の記述は乏しい。

政策面60%
  • 成長分野への進出2

    生コン需要の増加や国内外の変動への対応には触れているが、成長分野への進出や構造転換との関係は薄い。

  • 地域経済への波及4

    過疎地である珠洲市で事業を継続し、雇用を創出する旨が書かれており、地域の雇用への貢献が具体的に読み取れる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

過疎地における事業の継続と雇用の創出は社会的使命であるとし、さらなる人材育成と雇用の拡大を目指している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。