ものづくり補助金平成26年度製造業福井県

真空冷却機およびピロー包装機導入による油揚げ生産ラインの高速化事業

有限会社谷口屋

成果冷却時間 60分→10分

この事例のポイント

  • テレビなどのマスコミで紹介される機会が増えて需要が拡大し、既存の生産ラインでは対応が難しくなっていた。
  • ノンフライヤーから送られてくる熱々の油揚げを冷却する真空冷却機を導入した。
  • 冷却時間 60分→10分。冷却時間の短縮と機械包装の導入により、生産ラインのボトルネックが解消され、より多くの商品を納品できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社谷口屋
所在地福井県 坂井市
業種食料品製造業
技術分野材料製造プロセス,製造環境
従業員数74人
資本金300万円
設立1998年

事業の背景

谷口屋は大正14年に創業し、伝統的な手作業の製法で油揚げを製造してきた会社である。主力商品は油揚げで、ほかに豆腐、まぜご飯の具、豆乳を使ったスイーツなどを扱い、レストランも経営している。近年は油揚げのおいしさが知られ、県外からも多くの客が訪れるようになり、取引先も県外のスーパーや百貨店などに広がっていた。平成29年12月期の売上高は4億8,000万円である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力テレビなどのマスコミで紹介される機会が増えて需要が拡大し、既存の生産ラインでは対応が難しくなっていた。
  • 納期・工程揚げた後の冷却時間で製品が滞留しており、包装から出荷までの時間を短縮することが課題だった。

やったこと

ノンフライヤーから送られてくる熱々の油揚げを冷却する真空冷却機を導入した。冷却機は油揚げが最大限おいしく感じられるように圧力と温度をコントロールし、雑菌が繁殖しやすい温度帯を短くするように調整した。冷却時間は従来の1時間から10分に短縮され、従来の約1/6の時間で冷却できるようになった。冷却後の油揚げはピロー包装機で次々と包装し、包装に要する時間を1/3に短縮した。この高速化により生産量は従来の1.5倍、年間150万枚の生産が可能になった。

事業の効果

  • 冷却時間 60分→10分
  • 生産量 1倍→1.5倍
  • 年間150万枚の生産が可能となった

冷却時間の短縮と機械包装の導入により、生産ラインのボトルネックが解消され、より多くの商品を納品できるようになった。県外の新たな取引先からのニーズにも対応できるようになった。冷却時間の短縮と機械包装で雑菌の再付着の可能性が減り、安全性と品質が向上して他社との差別化につながった。生産コストが下がったことで原材料等のコスト変動にも対応できるようになった。

今後の展望

保存料を使わない高付加価値な豆腐製品によって、健康的な食品を求める消費者のニーズを掘り起こし、商圏の拡大を図れるようになった。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。