自社設備(大型プレーナー)の改良によるリードタイム短縮化・短納期化の実現
既存の大型プレーナー機1台を改良した。
効果:製作日数 352日→240日
株式会社 ツールデザイン
成果従来機に比べて25〜30%の短縮
| 事業者名 | 株式会社 ツールデザイン |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県 富士吉田市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 2007年 |
ツールデザインは機械工具を設計する会社として2007年に埼玉県さいたま市で設立され、2011年に富士吉田市に工場を開設して切削工具、金型工具、測定工具などの超硬工具の製造を始めた。特注の高倍率ステージを搭載したスイス製の加工機を使い、手作業で作る汎用工具では得られない難形状・難精度の機械工具を得意としており、受注は年々拡大してきた。細物製品を中心に受注していたが、直径12mm以上の太物製品の設計・製造の依頼も増えた。
抱えていた課題
やったこと
粗研削や刃具の溝研削が容易にでき、R形状や刃先再研削も可能なNC制御加工機『EPSILON SGR-XⅢ』を新たに導入した。導入した加工機は同社のニーズに応じたオリジナルプログラムを搭載した特注品で、粗加工を行えるようになっている。導入前は粗加工、中仕上げ加工、仕上げ加工を1種類1台の加工機を使って手作業で行っていたため、太物製品では長い加工時間の間ずっと職人が付いていなければならなかった。新たな加工機はプログラミングにより無人で粗加工ができるようになった。試作を行い、細物の加工時間を従来機に比べて25〜30%短縮した。
| 加工機 | EPSILON SGR-XⅢ(NC制御加工機) |
|---|
細物の加工時間が従来機に比べて25〜30%短縮され、太物も無人で粗加工ができるため作業者が他の仕事をできるようになった。生産能力は全体で15%程度向上した。内製化によって太物製品のニーズにも応えられる体制が構築された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2011年の工場開設と超硬工具製造の開始、設計中心から製造までの拡大という過去の取組との一貫性が事例から読み取れる。
特殊な難形状・難精度工具に特化し、顧客の小ロット受注や3日納品という強みが具体的に書かれている。
太物の外注依存と納期遅れという課題を認識し、NC加工機導入で内製化し生産能力が約15%向上したと述べている。
生産能力15%アップや細物の加工時間25〜30%短縮は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
職人の技術と仲間による体制は触れられているが、人材配置や事務処理体制の具体的記述は薄い。
顧客ニーズへの対応、受注増加、3日納品という選ばれる理由が事例中で具体的に整理されている。
今後の受注拡大や次代の人材育成に触れるのみで、中長期の課題検証やスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
汎用工具では得られない難形状・難精度の機械工具を手作業で製造し、高付加価値領域に特化している点が読み取れる。
受注増加や内製化による地域の製造業への効果がうかがえるが、国が補助する理由としての波及効果は具体的には書かれていない。
加工時間短縮と生産能力15%向上は示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
NC制御加工機の導入は示されるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
富士吉田市での工場開設と地域の製造業での事業展開は読み取れるが、地域経済成長への牽引効果は具体性が薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今回導入した新加工機を活かして受注の拡大をさらに図り、経営を安定させていきたいとしている。次代に向けて同じ思いを持つ仲間を育てていきたいとしている。
業界で『難しい小ロットの機械工具はツールデザインでやってくれる』と言ってもらえるようになり、設計をベースに製造業としての事業を進展させてきた当社にとって、ニーズのある太物製品の受注に対応していくことは不可欠。会社発展のためにもその生産体制を構築すべき時期だと判断しました。タイミングはやはり大事ですからね
公式の事例集より(原文のまま)
既存の大型プレーナー機1台を改良した。
効果:製作日数 352日→240日
三菱電機製の高精度金型ワイヤー放電加工機「MV1200R」を導入した。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。