実証実験による熱・流体解析の精度向上を実現した設計技術の確立
クリーンルーム内の空気の流れと微粒子挙動の解析を例に、解析精度の向上に取り組んだ。
昭和測量株式会社
成果航空測量のコスト 100%→10%
| 事業者名 | 昭和測量株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県 甲府市 |
| 業種 | 技術サービス業 |
| 従業員数 | 60人 |
| 資本金 | 3,300万円 |
| 設立 | 1957年 |
山梨県は急峻な地形で、台風・豪雨・地震が起きると橋の崩落や道路の寸断、ライフラインの不通が生じ、陸の孤島となる。災害時には現場の詳細な状況を把握するため上空からのデータ取得が必要になる。しかし航空測量は大手会社の独壇場で、地方の測量会社が参入するにはコストの壁があった。
抱えていた課題
やったこと
近年開発された軽量3Dレーザースキャナー、IMU(慣性計測装置)、GPS(位置情報)をUAV(ドローン)に搭載し、低コストで地形の点群データを取得できる航空測量サービスの構築を図った。UAVに搭載するレーザースキャナーの測定範囲が330°あるため、性能を十分確保できる機体が必要となり、製作会社が首都大学東京と共同開発した機体PD4-BLを参考に、当社の仕様を満たすようPD4-BL(改)の設計を行った。開発したシステムは0.5~1.0㎢を計測対象範囲とし、飛行高度50~80mから地形を計測する。レーザー光を550,000回/秒以上発射して地表から反射して戻る時間差で距離を測定し、水平・標高精度はともに±5cm以内の3次元地形データを取得できる。
| 検査測定 | 軽量3Dレーザースキャナー |
|---|---|
| 検査測定 | IMU(慣性計測装置) |
| 検査測定 | GPS(位置情報) |
| その他 | ドローン PD4-BL(改) |
新しい製品・サービス:UAV搭載型レーザー測量システムによる低コストな航空レーザー測量サービス
UAVに軽量レーザースキャナーを組み合わせることで、従来のセスナ機やヘリコプターによる航空測量に比べて大幅にコストを抑えたサービスを提供できるようになった。緊急時にも即応できるスピーディな測量が可能になり、県内の航空測量分野に進出する足がかりを得た。樹冠越しに地面を把握できるため、道路や橋梁の設計に活用できる地形データが得られる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
航空測量分野への進出と県内の即応需要が語られ、過去からの測量事業の延長線上にあると読めるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
山梨県内に航空測量業者がおらず県外発注になる現状と、セスナ機・ヘリより低コストな点が述べられ、外部環境と強みが整理されている。
従来のTS測量1.0㎢を無人機で代替し、コストを従来の1/10に抑える目標が示され、課題と解決策が対応している。
1/10へのコスト抑制は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、実現可能性の数字は読み取れない。
社員に山岳経験者が多いこと、機体組立を担当者が指示していることが書かれ、体制の一端はうかがえる。
水平・標高精度±5cm以内、対象0.5~1.0㎢、飛行高度50~80mなど数値で製品の価値と選ばれる理由が示されている。
機体開発の経緯は書かれるが、中長期の課題検証や事業化スケジュールの記述は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
県内では航空測量業者が少ないという地域的希少性は読めるが、ジャンルの普及度や高価格化の水準は具体的に示されていない。
山梨県の災害(橋の崩落、道路寸断、陸の孤島化)に即応する社会的意義が述べられ、公的な必要性がうかがえる。
従来の1/10のコストと1.0㎢の計測を比較しており、費用対効果の方向性が数字で示されている。
UAVに3Dレーザースキャナーを搭載する新手法が示され、災害対応の即応性への貢献がうかがえるが、サプライチェーン面の記述は薄い。
ドローンによる航空測量の新分野進出はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はなく、政策的な位置付けは弱い。
山梨県の地形特性と県内に航空測量業者がいない状況を踏まえ、地域の災害対応力向上に寄与する事業として読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
測量する場所は大自然であり、また被災地でもあります。厳しい場所が基本です。ですから、このドローンで現場は助かります。
公式の事例集より(原文のまま)
クリーンルーム内の空気の流れと微粒子挙動の解析を例に、解析精度の向上に取り組んだ。
看板情報掲載サイトと、貸し看板業を支援する業務効率化機能を併せもつシステムを開発した。
効果:請求書発行にかかる時間 2日→0.5日
市販のバックホウ本体をベースマシンとして使い、車両通行を妨げない小型橋梁点検装置の開発に取り組んだ。