回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
昭和樹脂工業株式会社
| 事業者名 | 昭和樹脂工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 坂城町 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,立体造形 |
| 従業員数 | 41人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1960年 |
同社は1960年創業のプラスチック成形専門メーカーで、クリーンルームで医療・試薬、理化学分野の製品を製造している。小型の医療用容器・包材の需要が高まっていたが、密閉性の高さからガラスが多用されていた。吸引器用容器など医療用製品を主力としてきた。
抱えていた課題
やったこと
クリーンルーム内に電動式シングルステーションブロー成形機(オール電動式ブロー成形機)を導入した。小型容器のガラスからプラスチックへの転換を図り、効率的・安定的な生産を達成する技術の確立に向けて検証を行った。ものづくり補助金を活用して設備を導入した。
| 加工機 | 電動式シングルステーションブロー成形機 |
|---|
新しい製品・サービス:医薬品用の小型プラスチック容器
クリーンルーム内で効率的かつ安定的に生産する技術を確立するための検証を行い、結果は良好であった。ガラスから密閉性の高いプラスチック容器への転換を図ることで、大幅なコストダウンを実現し、より付加価値の高い製品づくりが可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来のプラスチック成形事業を軸に、医療・試薬・理化学分野へ特化する方針が明記され、過去の成形技術の延長として位置付けられている。
クリーンルーム内での成形や金型設計から組立までの一貫対応が強みとして書かれているが、市場動向と自社資源の比較は具体的に読み取れない。
ガラスからプラスチックへの転換で大幅なコストダウンと付加価値向上を図ると書かれているが、数値や実効性の根拠は示されていない。
付加価値増加や賃上げの目標値は記載がなく、実現可能性を判断できる数字が見当たらない。
ベトナム人実習生の受け入れや社員教育、人材採用に取り組むと書かれているが、補助事業の遂行体制としての具体性は薄い。
医療・試薬・理化学分野への特化とニッチ分野を追う方針は読み取れるが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
医薬品小型容器への転換という方向性はあるが、遂行スケジュールや課題解決方法は公開事例からうかがえる程度である。
公開されている事例からは読み取れません。
密閉性の高いガラス代替の小型プラスチック容器に転換し、より付加価値の高い製品づくりを可能にしたと書かれている。
医療用容器の需要増に対応すると書かれているが、波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由は示されていない。
大幅なコストダウンと付加価値向上が書かれているが、補助金投入額に対する効果の数値は示されていない。
デジタル技術の活用や新ビジネスモデルは記載がなく、材料転換による製品開発にとどまる。
医療・医薬分野への進出でプラスチック転換を図る点は成長分野への進出として読み取れるが、構造転換との関係は示されていない。
坂城町がプラスチック産業の発祥の地であることは書かれるが、地域経済を牽引する効果までは読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
医療・試薬、理化学分野に特化し、ニッチな製品分野を追いかけていく方針である。機能性やデザイン性など、容器により高い付加価値を付ける技術開発を強化していく。
医療・試薬、理化学分野に特化し、ニッチな製品分野を追いかけていきたい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。