回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社エスケー精工
成果加工工数の48%以上削減を目指す
| 事業者名 | 株式会社エスケー精工 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 上田市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 26人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2000年 |
株式会社エスケー精工は2000年に設立された上田市の金属切削加工会社で、アルミ長尺加工や5軸加工を中心に事業を行っている。関東近辺の企業からの受注が増え、半導体・液晶を中心に幅広い分野の顧客と取引している。展示会出展を通じて航空、医療、ロボットなど高度な技術を要する仕事も増えていた。
抱えていた課題
やったこと
補助金により高速・高精度門型マシニングセンタFJV-250Ⅱを導入し、産業用ロボットの部品を加工する専門設備のライン化を進めた。このマシニングセンタは、産業用ロボットに搭載する精密部品の軽量化を実現したいという要望に対応するものである。多工程の連続切削加工に対応し、高精密・複雑形状部品の長時間連続自動運転を可能にした。加工工数の48%以上の削減を目標としていた。
| 加工機 | 高速・高精度門型マシニングセンタFJV-250Ⅱ |
|---|
高精密・複雑形状部品の無人加工ができるようになり、加工の無人化と時間短縮が実現した。専門設備のライン化により、産業用ロボット部品の量産対応が進んだ。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去に中古機械で工場を立ち上げ、機械を毎年導入して加工の幅を広げてきた経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
関東近辺の企業からの受注増や、周囲にない機械導入で特徴を出している点など、強みと顧客基盤が具体的に書かれている。
断っていた仕事を機械導入で対応できるようにした課題認識はあるが、高付加価値化の数値目標などは書かれていない。
加工工数を48%以上削減する目標は事業計画概要にあるが、付加価値額や賃上げの目標は事例文から読み取れない。
社員30人ほどで女性が半数近く、誰かが休んでも対応できる体制づくりや若手への技術指導の仕組みが具体的に書かれている。
産業用ロボット部品の軽量化ニーズに応え、半導体・液晶など幅広い顧客と信頼関係を築いていることが書かれている。
展示会出展や機械の逐次導入など取組はあるが、中長期の検証やスケジュール、課題解決方法の記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
高精度な産業用ロボット部品や航空・医療向けの高度な加工を行うとあるが、分野の普及度や高価格化の度合いは示されていない。
地元の大手機械メーカーとの取引や地域の受注はうかがえるが、波及効果や雇用創出の国の補助理由は明確に書かれていない。
加工の無人化と時間短縮を実現したとあるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は示されていない。
各機械の異常を担当者のスマホに送信するシステムを構築したとあり、デジタル活用はうかがえるがイノベーションへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
上田市の地元企業として地域で事業を行っていることは読み取れるが、地域の特性を活かした成長牽引の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
うちに技術の経験者は一人もいません。全員素人です
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。