回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
大信州酒造株式会社
成果従来に比べて約1か月製造期間を延長
| 事業者名 | 大信州酒造株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 松本市 |
| 業種 | 飲料・たばこ・飼料製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 22人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1888年 |
長野県は豊かな水と寒暖差、低湿度という気候風土から酒造りに適している。大信州酒造は戦後に松本と豊野の蔵を合併し、醸造を豊野蔵に集約して主に東京市場へ出荷していた。1980年代には価格競争に巻き込まれ「安酒」のイメージがついていた。1987年に田中隆一社長が入社して以降、徹底して品質にこだわる酒造りへ転換し、県内農家の契約栽培に切り替えた。現在は契約農家11軒と連携し、2016年には長野県産米「ひとごこち」「金紋錦」100%での醸造が可能になった。製品の大半は純米大吟醸や純米吟醸などの特定名称酒である。
抱えていた課題
やったこと
温暖期にも良質な麹を造ることができる自動製麹機を導入し、パネルヒーターで室内温度を上げられるようにした。冷温管理が可能なサーマルタンクを導入し、仕込み時期を延長した。パストライザーにより絞った酒を冷たいまま瓶詰めし、加熱殺菌と急冷の工程を素早く効率よく行えるようにした。衛生的かつ効率的に瓶詰めできる新型充填機も導入した。これらの設備投資により、高付加価値・高利益の製品化の環境を整えた。
| 加工機 | 自動製麹機 |
|---|---|
| 加工機 | サーマルタンク |
| 加工機 | パストライザー |
| 加工機 | 新型充填機 |
温暖期にも良質な麹を造れる自動製麹機と冷温管理が可能なサーマルタンクの導入により、仕込み時期を延長できた。製造期間は従来に比べて約1か月延びた。これにより特定名称酒と呼ばれる高級酒の生産量が増え、国内外の増大する需要に対応できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「『本質』を極める酒造り」と品質重視の方針が述べられ、1980年代の安酒イメージから大転換した経緯が書かれている。
国内外の増大する需要と特定名称酒の増産に言及。契約栽培米や井戸水など資源の強みはあるが、競争優位の定量的根拠は乏しい。
温暖期の製造不能という課題は示されるが、課題認識の詳細や高付加価値化の事業計画の具体的内容は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
社員10人で酒造りを担い、先代杜氏引退後も社員だけで2シーズン目と書かれており、体制の一端がうかがえる。
特定名称酒を中心に他社との差別化を図り、国際大会の受賞実績にも触れているが、顧客ターゲットの整理は薄い。
パストライザーや新型充填機の導入など工程改善は書かれているが、スケジュールや課題解決方法の記述は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
「純米大吟醸」など高級酒の生産量を増やし、高付加価値・高利益の製品化をめざすと書かれているが、市場水準との比較は示されていない。
地域の自然風土を活かす点や長野県の酒どころとしての位置づけがうかがえるが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
長野県の気候風土を活かした酒造りと県産米の契約栽培により、地域資源を活用していることが読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
一連の設備投資で高付加価値・高利益の製品化の環境が整うと期待している。手造りの酒造りを続け、実験的な取り組みも継続していく。
酒造りは農業の延長線
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
大型製品の加工に対応するため、マシニングセンタを導入した。