ものづくり補助金平成24年度京都府

養殖光設備事業計画

クロイ電機株式会社

この事例のポイント

  • 既存事業が衰退しつつあり、新たな事業の柱が必要になっていた。
  • 特定魚種の生存率を高めるための照明効果を実験するLED照明装置を試作した。
  • 補助事業により研究機関と信頼関係を構築した。

事業者のプロフィール

事業者名クロイ電機株式会社
所在地京都府 京丹波町
業種電気機械器具製造業
技術分野切削加工
従業員数456人
資本金9,837万円
設立1952年

事業の背景

既存事業の衰退に危機感を持ち、新規事業プロジェクトを立ち上げた。耐湿・防水・塩害に強い製品を自社内で一貫生産できる強みを活かし、水産分野への進出を決めた。研究機関の要望を調査したうえで、養殖分野で活用できる実験装置の開発に取り組むこととなった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • その他既存事業が衰退しつつあり、新たな事業の柱が必要になっていた。
  • 新製品・新技術養殖分野で活用できる実験装置がなく、研究機関の要望に応える製品が求められていた。

やったこと

特定魚種の生存率を高めるための照明効果を実験するLED照明装置を試作した。試作機は実際に海上生簀の養殖場に設置し、照明の色別の生存率を確認する実証実験を行った。その結果、LEDの色による生存率の違いが確認された。その後、他魚種の要望も受けて実験機の開発を進めた。

新しい製品・サービス:試作機を元に製品化した、自社ブランド「Rayson」のLED照明機器。

事業の効果

補助事業により研究機関と信頼関係を構築した。補助事業終了後には、同様の技術を活かした実験用機器を研究機関へ納品した。研究機関との最初の接触から2年2か月で売上に結実した。養殖専門誌に広告を掲載したことで引き合いがあり、受注も獲得している。全社のモチベーションが高まり、組織が活性化したことも大きな成果である。

今後の展望

新規事業となる水産事業の実施体制を強化する。研究機関の要望に応じた開発も継続する。試作機を元にした製品を自社ブランド「Rayson」として展開し、研究機関、水産業者、学校、水族館などの新規取引先を開拓する。売上は1億円から2億円程度まで増やしたいとしている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。