自動化ロボット及び付帯設備導入による車載センサ分野への新規参入
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
株式会社幸伸技研
| 事業者名 | 株式会社幸伸技研 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 三島市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 1,600万円 |
| 設立 | 1970年 |
当社は昭和45年に設立され、油圧プレス、油圧専用機、パイプ加工機などの設計・製作を主な事業としてきた。平成25年8月に第二工場を建設し、金型・セクショナルダイの加工等も手がけている。金型産業は生産額で最盛期より37%減、事業所数で35%減、従業員数で27%減と衰退しており、価格競争力の強化が求められていた。主力市場の自動車用プレス金型は日本国内だけで5,000億円を超える巨大な市場だが、NC加工が一般的となり高精度化と短納期化の要求が強まっていた。
抱えていた課題
やったこと
今回の補助事業では、切削加工のNCマシニング機とワイヤー放電加工機を組み合わせた加工技術の開発に取り組んだ。3次元及び5軸加工は切削加工のNCマシニング機で行い、2次元の複雑な加工はワイヤー放電加工機で行うよう、最適な機械と技術を組み合わせた。切断加工の後に切削加工を行う方法を試行した結果、作業の効率化、加工時間の短縮と端材の再利用によるエネルギーの節約が実現できた。さらに、製品が小さい又は薄いために加工段取りが困難な場合に、切削加工完了後に切断分離して製品を製作し、端材も再利用できる技術を確立した。
| 加工機 | NCマシニング機 |
|---|---|
| 加工機 | ワイヤー放電加工機 |
新しい製品・サービス:切削加工と切断加工を組み合わせた高速・高精度の加工技術による試作加工製品
切削加工と切断加工の組み合わせにより、材料の大幅な節約、加工時間の短縮、加工段取りの画期的な改善ができ、自動車メーカー及び金型メーカーの金型製作に多大な貢献ができる目途が確認された。製品が小さい又は薄い場合の段取り困難も解消され、端材を再利用できるようになった。予想以上の精密加工ができたが改良の余地も残っており、データ作成と加工技術の向上を進めている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
油圧プレス・油圧専用機40年の実績と金型加工への展開が書かれ、事業の経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
金型産業の衰退と生産額37%減・事業所数35%減の統計を示し、高精度・高品質で差別化する方針が具体的に読み取れる。
高精度化と短納期化の要求への対応として、切削と切断の組合せで材料節約と加工時間短縮を図る計画が具体的に書かれている。
付加価値や賃上げの目標値は書かれておらず、予想以上の精密加工ができたが改良余地もあるとの記述にとどまる。
親会社の経営支援、業務提携、産学連携による共同開発が挙げられているが、補助事業を遂行する人員や事務体制は書かれていない。
顧客は自動車メーカーと金型メーカーに絞られ、高精度・高品質で低価格アジア製品と差別化する理由が明確に書かれている。
データ作成と加工技術の向上を引き続き目指すとあるが、スケジュールや課題解決の具体的方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
自動車用プレス金型は日本で5,000億円超の市場だが、NC加工が一般的になったとあり、切削と切断の組合せで高水準の高精度化を図る点が読み取れる。
金型産業の衰退を重大な危機と位置付け、自動車・金型メーカーへの貢献を述べるが、波及効果や雇用創出の数字は示されていない。
切断後切削により作業効率化、加工時間短縮、端材再利用によるエネルギー節約が示されるが、投資額に対する費用対効果の数字はない。
切削と切断を組み合わせた新しい加工技術を確立したと書かれているが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は具体的でない。
ものづくり産業の維持発展や金型産業の立て直しに触れるが、市場成長分野への進出や構造転換の記述はわずかである。
静岡県三島市の第二工場での事業展開は読み取れるが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
低価格のアジア製品にはない高精度・高品質の製品づくりを通じて日本独自の技術力を継承し、世界最高峰の加工技術をもつ企業として発展していく。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。