新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社大磯屋製麺所
成果消費期限・賞味期限 6日→21日
| 事業者名 | 株式会社大磯屋製麺所 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 碧南市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 2012年 |
大磯屋製麺所は大正15年に創業した製麺所で、現在は焼きそば麺に特化して製造している。5種類の小麦をブレンドし、島田掛けの製法で麺を作り続けている。主力の1食用袋麺の消費期限は冷蔵で6日間で、東京などへの販路拡大を目指していたが、物流の時間を差し引くと店頭に並ぶ時点で消費期限は2〜3日しか残らなかった。
抱えていた課題
やったこと
麺の製法を守るため添加物の使用は避け、麺を茹でて手冷ましし、袋詰めした後に蒸す工程を追加した。試行錯誤の結果、袋詰めした後に85度C以上で35分間深蒸しすると、消費期限6日から賞味期限21日に延び、麺の味も良くなった。平成26年度補正ものづくり・商業・サービス革新補助金を活用し、一山機械製の蒸し器とボイラー、蒸した麺を保管するホシザキ製のプレハブ型冷蔵庫を導入した。工場の入口部分の増築も行い、1日に最高5000食分の深蒸し仕立て麺を生産できるようになった。
| 加工機 | 一山機械製の蒸し器 |
|---|---|
| その他 | ボイラー |
| その他 | ホシザキ製プレハブ型冷蔵庫 |
新しい製品・サービス:深蒸し仕立て麺(やきそば専用ソースをつけた2食入り新商品、平成27年から販売)
賞味期限が21日に延び、関東・関西など遠方の百貨店やスーパーでも取り扱われるようになり、好評を得ている。新商品の追加効果で売上高は前年対比で伸び続けており、平成30年2月期には約1億1000万円に達した。生産面では蒸す工程が増えた分の手間はかかるが、新商品の生産が可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業時からの麺の製法を守りつつ新商品を開発したとあり、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
東京の展示会で消費期限の問題が指摘され、東海・関東・関西へ販路が広がったとある。外部環境と自社の強みの関係は具体的に述べられていない。
消費期限が6日から21日に延び、東海エリアのみから関東・関西へ販路が広がったと書かれており、課題と解決の対応が具体的に読み取れる。
平成30年2月期の売上高が約1億1000万円に伸び続けていると数字で示されている。ただし目標値や賃上げ目標は書かれていない。
従業員15人の製麺業とあるが、補助事業を遂行する人材体制や事務処理能力についての記述はわずかにうかがえる程度である。
消費期限の短さが店舗ロスにつながるという声を受け、味や風味を保ったまま賞味期限を延ばした点で、顧客ニーズと選ばれる理由が示されている。
日持ちする焼きそば製造法の開発に乗り出し、添加物の使用を回避して麺を蒸す工程を追加したとあり、課題解決の方法は読み取れるが、スケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
添加物を使わず賞味期限を21日に延ばした焼きそば麺で、同分野で高付加価値化を図っている点が具体的に読み取れる。
地域の製麺業として東海エリアから遠方へ販路を広げたとあるが、国が補助する積極的な理由は述べられていない。
補助金を活用して蒸し器などを導入し、売上高が前年対比で伸びたとあるが、補助額に対する費用対効果の数字は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
地域の食品製造業が新たな販路を開拓したことはうかがえるが、市場成長分野への進出や構造転換に資する記述は少ない。
碧南市の地域事業者として、地元スーパーや百貨店に加え遠方の百貨店にも販売を広げたとあり、地域の特性を活かした事業は読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
深蒸し仕立て麺の販路拡大に力を入れ、中太麺や平麺など麺の太さのバリエーションを増やすなど改良を重ねていく。国内でシェアを持ち基盤を築くことを目標に、焼きそば麺の製造・販売に取り組む。
こだわりの焼きそばと言えば大磯屋製麺所が出てくるようになりたい
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg