新たな加熱装置の導入による大型構造物溶接部熱処理の受注獲得・競争力強化事業
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
日本ツクリダス 株式会社
| 事業者名 | 日本ツクリダス 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 堺市南区 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 14人 |
| 資本金 | 333万円 |
| 設立 | 2013年 |
同社は平成25年に機械部品などの商社として設立され、同年中にNC旋盤を導入して製造部門を設けた。金属加工業界では異例の短納期対応を行っており、金型の荒加工などでは納期が何よりも重視される。主な取引先は三菱マテリアル株式会社や株式会社小松製作所など平成29年8月現在で約280社である。
抱えていた課題
やったこと
平成26年度のものづくり補助金でNC旋盤を1台追加導入し、従来の3台と合わせて運用した。1台当たりの対応する加工サイズの幅はより限定的になる一方、段取りにかかる時間を効率化できる構成とした。加工サイズごとに担当するNC旋盤を決め、近い設定の依頼を集中的にこなす体制を取っている。治具や工具の交換作業、プログラム作成などの加工前の準備時間を短くする工夫も行っている。導入した装置はやや小型で精度の良いNC旋盤である。
| 加工機 | NC旋盤 |
|---|
NC旋盤の追加導入により生産能力が上がり、特急対応がしやすくなった。加工サイズごとの段取りが効率化され、同社が掲げる「デリバリー重視」のスタンスがさらに強化された。将来の受注増加にも備えられる形になった。納期管理システムは月3万円または年30万円の定額制で定期的な売り上げを確保できる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成25年設立の商社から製造部門を追加し、短納期加工へ事業を広げた経緯が書かれ、一貫性はうかがえる。
標準3日・最短即日の短納期対応や、協力工場と自社加工の併用が示され、強みは読み取れるが市場動向の分析は乏しい。
金型荒加工の納期課題に対しNC旋盤増設で対応したと書かれ、課題認識はあるが付加価値向上の数値目標は見当たらない。
付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。生産能力向上の定性的な記述のみ。
社員14名で未経験者を育成し、NC旋盤3台を運用していると書かれ、体制の一端は読み取れる。
標準3日・最短即日の納期、月3万円または年30万円の定額制など、顧客と価値が具体的に示されている。
NC旋盤導入後の遂行方法やスケジュールは示されず、今後の戦略は三本柱の方向性にとどまる。
公開されている事例からは読み取れません。
短納期加工は金属加工業界で異例とされるが、高付加価値化・高価格化の具体的記述は少ない。
製造業の支援や中小製造業への普及が狙いと書かれるが、波及効果や雇用創出の数値は示されていない。
補助金は導入のきっかけと述べられるが、投入額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値は示されていない。
納期管理システムの販売やデータ管理は書かれるが、先端的デジタル技術の活用による地域・サプライチェーンへの貢献は限定的。
製造業向けシステム販売や商社・製造の三本柱は書かれるが、日本経済の構造転換への言及はない。
大阪府堺市での事業と中小製造業支援が書かれ、地域の特性を活かす記述はわずかにうかがえる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
製造とシステムの両部門に力を入れ、顧客開拓を進めることで協力工場の開拓や商社部門の強化にもつなげる。金型の荒加工だけでは仕事が確保できないため、幅広い機械部品も手がけて業務の範囲を広げ、成長を図る。製造業向けのコンサルティング型販売にも注力する。
これまで以上に特急対応がしやすくなった
公式の事例集より(原文のまま)
溶接部を挟み込む形で複数のヒーターを設置し、加熱範囲や加熱時間を厳密に制御する6点式自動抵抗加熱装置を導入した。
効果:自社設備の増強により他社からのリース費用が無くなり、コスト削減につながった
わかめ太茎のカット工程に高速裁断機を導入した。
効果:わかめ太茎1人あたりの裁断作業時間 120分→5分
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分