小型機械を導入して放置林の間伐を行い森林保全に努める
急峻な森林でも稼働できる小型で大径木の造材作業ができる、ケスラー社製のストローク式ハーベスタを導入した。
効果:従来の生産量から20%以上増えた。
株式会社ツトムファーム
| 事業者名 | 株式会社ツトムファーム |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県 篠山市 |
| 業種 | 農業 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 100万円 |
| 設立 | 1995年 |
丹波篠山で米、果物、野菜などを生産販売している農業者で、50数年にわたり農産物生産を続けてきた。特産品は米・黒大豆・白大豆・山の芋などで、近年は切り干し大根やほしいもなどの加工品にも力を入れている。農薬・減農薬栽培により規格外農産物が生じ、カット野菜や漬物などの加工品に取り組んでいたが、収穫期の人手不足で加工が追いつかない状況だった。食の安心・安全への消費者意識が高まる中、消費者や食品加工業者への情報発信も重要性を増していた。
抱えていた課題
やったこと
減圧平衡発熱乾燥機を導入し、規格外品を一次加工して保存できるようにした。減圧して低温で水分を蒸発させる方式で、野菜などの細胞壁が潰れにくく、ビタミン等の有効成分の熱変性を防いで風味や栄養価を保持できる。乾燥後の雑菌対策としてオゾン発生装置も導入した。農産物の種類ごとに温度・含有水分量・加工時間を調節し、用途別の乾燥農産物を試作した結果、「ほしいも」は最適乾燥条件を見極め量産化のめどがたった。販売促進のため加工品パッケージに2次元バーコードを付け、スマートフォンで読み取ると自社ホームページに誘導され、原料野菜の栽培記録や農園・生産者の写真、調理レシピなどが見られるようにした。
新しい製品・サービス:ほしいも(減圧平衡発熱乾燥法による用途別乾燥農産物)
減圧平衡発熱乾燥法の導入により、規格外農産物を保存し農繁忙期以外に加工できるようになった。最適な乾燥条件を見極めた「ほしいも」は量産化のめどがたった。風味や栄養価を保持した加工品の生産が可能になった。2次元バーコードによる情報発信で、栽培記録や生産者の情報を消費者・食品加工業者に伝え、ブランド化と商圏拡大につなげようとしている。「ほしいも」は平成28年度ひょうごの農とくらし研究活動コンクールで兵庫県食生活改善協会理事長賞を受賞した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
規格外農産物をカット野菜や漬物などの加工品に以前から取り組み、ほしいもにも注力する方針が示され、過去の取組との一貫性がある。
自社栽培の紅はるかや篠山の自然、安心安全へのこだわりが強みとして書かれるが、市場動向との関係は具体的に示されていない。
繁忙期に加工まで手が回らず廃棄ロスが出る課題を認識し、減圧平衡発熱乾燥法の導入で対処する計画が示されている。
加工品の生産性向上を掲げるが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されておらず、定性的な目標にとどまる。
従業員8人の規模と加工場の記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理の体制についての説明は薄い。
安心安全を前面に出し、2次元バーコードで栽培記録や生産者写真を消費者や加工業者へ伝える点で選ばれる理由が整理されている。
最適乾燥条件を見極めほしいもで量産化のめどが立ったと書かれ、今後の情報発信計画も示されるが、スケジュールは明確でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ほしいもが兵庫県の研究活動コンクールで受賞したと書かれるが、高価格化や一般的な普及度との比較は示されていない。
規格外農産物の有効活用や農業地域の人手不足への対応が背景に書かれるが、波及効果や雇用創出への具体的な記述は少ない。
廃棄ロスの最少化や量産化のめどに触れるが、補助金額に対する付加価値増加や生産性向上の数値は示されていない。
減圧平衡発熱乾燥法と2次元バーコードによる情報発信を組み合わせ、加工品の生産とトレーサビリティを結びつける取組が書かれている。
規格外農産物の一次加工による保存性向上は書かれるが、日本経済の構造転換に資する成長分野への進出とは明確に結びつけられていない。
丹波篠山の自然や地元の農産物を活かし、地域の特産品として加工品を展開する方針が書かれている。
今後は、より一層加工品の生産・販売に注力し、積極的な情報発信によって商品のブランド化、商圏拡大につなげる。
「安心・安全なものづくり」とあわせて、“手間を惜しまないものづくり”を心がけています。
公式の事例集より(原文のまま)
急峻な森林でも稼働できる小型で大径木の造材作業ができる、ケスラー社製のストローク式ハーベスタを導入した。
効果:従来の生産量から20%以上増えた。
本事業で5つの設備・器材を導入した。
牛舎から出た糞尿で汚れた敷料を「生ボロ」として回収し、燃焼排熱を利用して生ボロを乾燥させた。