ものづくり補助金平成26年度製造業奈良県

CADシステムと全設備連携の実現による生産プロセスの革新事業

有限会社島家具製作所

この事例のポイント

  • 図面のやりとりをアナログで行っていたため、数値の見間違いや完成イメージの食い違いによる手直しが発生し、生産工程に負荷がかかっていた。
  • NC設備を導入し、CADシステムおよび生産管理システムと連携させた。
  • NC設備導入とCADシステム、生産管理システムとの連携により、生産能力が大幅に拡大し、生産リードタイムが短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社島家具製作所
所在地奈良県 桜井市
業種家具・装備品製造業
技術分野機械制御,情報処理,立体造形
従業員数5人
資本金300万円
設立2001年

事業の背景

当社は奈良県吉野地方の吉野材を活かし、インテリアショップJP.formeでオーダーキッチンや家具の開発・製造・販売・施工を行っている。吉野地方は日本で最も古い植林の歴史をもち、スギ・ヒノキは日本を代表する良質な木材として人気が衰えていない。当社は平成13年8月1日に設立された従業員5名の会社である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力図面のやりとりをアナログで行っていたため、数値の見間違いや完成イメージの食い違いによる手直しが発生し、生産工程に負荷がかかっていた。
  • 生産能力工作機器による穴あけの位置などを人がアナログで数値設定していたため時間がかかり、精度にも問題があって仕上がりにむらができていた。
  • 生産能力データ化できるアナログ作業を徹底的にデータ化して無理や無駄をなくし、生産効率を上げるとともに、職人が技術を製作に集中できるようにして品質を向上させる必要があった。

やったこと

NC設備を導入し、CADシステムおよび生産管理システムと連携させた。CADデータから製品別に各合板のサイズを取得し、それを機械加工プログラムへ変換することで、人が数値を設定する作業をなくした。各部材の作成にかかる標準時間をデータベース化し、工期計画と作業指示の運用を実現した。これにより計画的な生産が可能となった。

事業の効果

NC設備導入とCADシステム、生産管理システムとの連携により、生産能力が大幅に拡大し、生産リードタイムが短縮された。CADとの連携によって各設備の入力作業が大幅に減り、入力ミスによる不良も減少した。加工の品質が大きく向上し、生産性も上がった。部材サイズや作成時間のデータ化により工期計画が明確になり、納期遵守率と作業効率も大幅に向上した。

今後の展望

付属アプリケーションのバージョンアップが必要なため、NC設備メーカーと協力してモニター使用を進めている。既存ユニットの設計図を使ったセミオーダーを始め、新規顧客の開拓を図っている。空家の建て替え市場やリフォーム市場に向けて不動産会社などへの営業と展示会出展を行い、販路を広げる計画である。キッチン製品は1年目250万円、3年目2,250万円、5年目4,500万円、洗面化粧台は1年目70万円、3年目630万円、5年目1,260万円を目標としている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。