ものづくり補助金平成26年度製造業奈良県

国内物産贈答品の訴求力を高める桐箱そっくりな桐箱風紙箱の生産

有限会社岩谷容器

成果厚さ3mm紙にして桐の質感を持たせることができた

この事例のポイント

  • 為替変動により桐の価格が下がり、桐箱と桐箱風紙箱の価格差が少なくなったため、価格を優位点とした営業が難しくなっている。
  • 桐箱そっくりの紙箱を作るため、三つ折りにしてプレスする工程でプレス成型機を導入し、断面まで桐と同じ色にした。
  • 厚さ3mm紙にして桐の質感を持たせることができた。桐箱そっくりの見た目、質感、強度を持つ紙箱の製造が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社岩谷容器
所在地奈良県 桜井市
業種木材・木製品製造業
技術分野デザイン
従業員数7人
資本金300万円
設立1996年

事業の背景

奈良県は吉野杉をはじめ優良木材の生産地として知られる。当社は贈答用木箱と紙製Vカット容器を製造しており、桐箱の原料である桐の価格が約1.2倍に上昇したため、ユーザーから比較的安価な紙素材で桐箱のような見た目の紙箱を作れないかとの要望があった。あわせて、木はリサイクルできないため、リサイクル可能な紙の贈答用箱を企画していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算為替変動により桐の価格が下がり、桐箱と桐箱風紙箱の価格差が少なくなったため、価格を優位点とした営業が難しくなっている。
  • 生産能力機械化できない工程は人手に頼るため、その工程で生産効率が落ちてしまう。

やったこと

桐箱そっくりの紙箱を作るため、三つ折りにしてプレスする工程でプレス成型機を導入し、断面まで桐と同じ色にした。四角形に折るためのVカット折目(3mm)を付ける工程では横Vカット機を導入し、厚さ3mmの紙で桐の質感を出した。箱の表面と底面はプレス成型により段差のないフラットでシャープな仕上がりとし、桐と同等の強度を実現した。工程間にも機器を導入して人手を省き、コスト低減と生産効率の向上を図った。

新しい製品・サービス:桐箱風紙箱

事業の効果

  • 厚さ3mm紙にして桐の質感を持たせることができた
  • Vカットで折目(3mm)を付ける

桐箱そっくりの見た目、質感、強度を持つ紙箱の製造が可能になった。断面まで桐と同じ色にでき、箱の表面と底面もフラットでシャープに仕上がった。自社での一貫生産によりセミオーダー対応が可能になり、生産能力の向上とコスト削減の目処が立ち、少量生産への対応力も構築できた。

今後の展望

商社を通じた新規顧客開拓や、カジュアルギフトをテーマとする展示会への出展を行い、将来的な新規顧客の開拓とユーザーニーズの把握を進めて売上拡大を図る。

  • 目標:桐箱の原料である桐の価格 1倍→1.2倍
  • 目標:既存薫香メーカー向け製品 5年目250万円目標
  • 目標:ワイン販売業者向け製品 5年目1,050万円目標
  • 目標:ギフト商品販売業者向け製品 5年目150万円目標
  • 目標:酒蔵メーカー向け製品 5年目1,000万円目標

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。