ものづくり補助金平成26年度建設業島根県

特殊自動切断機導入による、プラント向け建築付帯製品生産能力の向上

有限会社石川鉄工

成果切断作業時間 50時間→10時間

この事例のポイント

  • プラント向け建築付帯製品(階段手すりなど)の小径パイプを汎用機で1本ずつ手作業切断しており、大量受注に対応しきれない。
  • 導入した特殊自動切断機は、アマダ社製バンドソーHK400RAである。
  • 切断作業時間 50時間→10時間。段取りの無人化により工場全体の処理能力が向上し、切断作業を5日から1日に短縮できた。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社石川鉄工
所在地島根県 松江市
業種職別工事業
技術分野精密加工
従業員数8人
資本金300万円
設立1986年

事業の背景

主要な取引先は山陰両県の企業や電力会社など幅広く、特に株式会社タクマとの継続取引により技術力を高め、同業他社と差別化を図っている。工場面積とヤード面積が広く、素材切断から塗装までの一貫生産と大量一時保管が可能で、県内の同業者が持たない大型設備を多数保有している。近年は県外のプラント関連受注に力を注いでおり、ロットの大きいプラント向け建築物の受注が増加している。アパート・マンションなどの建設市場や原子力発電所関連、東日本大震災の復興需要などで業績は徐々に回復している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力プラント向け建築付帯製品(階段手すりなど)の小径パイプを汎用機で1本ずつ手作業切断しており、大量受注に対応しきれない。
  • 納期・工程顧客から更なる短納期化の要請が強まっているが、対応できない場合は広島県や岡山県に仕事が流出している。
  • 人手・技能従業員の高齢化が進み、社内の技能継承と若年層の新規雇用が急務となっている。

やったこと

導入した特殊自動切断機は、アマダ社製バンドソーHK400RAである。独自の改造により、通常45度の切断対応角度を60度まで拡大し、通常機は手動の定寸を自動定寸仕様にした。段取りを無人化したことで工場全体の処理能力が向上し、これまで50時間(5日)かかっていた切断作業を10時間(1日)に短縮した。その時間を溶接・組立て・塗装といった手作業工程に回せるようになり、従業員の残業時間も削減してコスト削減につながっている。今後はオペレーターを育成し、若年従業員を採用して、ベテランの知識・技能を体系的に伝える人材育成にも取り組む。

  • 加工機アマダ社製 バンドソー HK400RA特殊自動切断機

事業の効果

  • 切断作業時間 50時間→10時間
  • 切断対応角度 45度→60度

段取りの無人化により工場全体の処理能力が向上し、切断作業を5日から1日に短縮できた。短縮した時間を溶接・組立て・塗装などの手作業工程に回せるようになった。従業員の残業時間が減り、コスト削減にもつながっている。今後は県内の仕事を地元に取り込み、将来的には広島県・岡山県からの受注も狙う。

今後の展望

本事業の成果を生かして顧客ニーズの短納期化に対応し、島根県の仕事を地元に取り込み、将来的には広島県・岡山県からの仕事を引き受けることを視野に受注件数の増加を狙う。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。