ものづくり補助金平成26年度卸売業、小売業島根県

邑南町の米生産農家と連携して「瑞穂米」の高品質化に取り組み、新たな販路拡大を図る事業

有限会社藤屋

成果5年間で契約農家数が約3倍の220軒に増えた

この事例のポイント

  • 従来の精米施設では、米に混じる石や着色粒を完全には取り除けず、年に数回はクレームが来ていた。
  • 異種米混入対応式の精米機としてトーヨーコンタミ対応精米機(DCM-20)を導入し、品種の混入を抑えた。
  • 5年間で契約農家数が約3倍の220軒に増えた。導入後はクレームがなくなり、機内の清掃時間が大幅に減少した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社藤屋
所在地島根県 川本町
業種飲食料品卸売業
従業員数5人
資本金1,500万円
設立1988年

事業の背景

有限会社藤屋は1988年創業で、もとは酒類小売業だったが、約20年前から米の販売に力を入れるようになった。国の米穀登録検査機関の認定を受け、本社のある川本町の生産農家数軒と契約することから始まった。その後、契約農家数は次第に伸び、地元スーパーに加えて学校給食、高齢者施設、食品メーカーへも卸すようになり、昼夜の寒暖差と澄んだ水から生まれる「邑智米」のファンも増えていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度従来の精米施設では、米に混じる石や着色粒を完全には取り除けず、年に数回はクレームが来ていた。
  • 生産能力うるち米3種・もち米2種を扱うため、品種の混入を防ぐには精米のたびに機械を掃除する必要があり、多くの時間を取られていた。
  • 販路・情報発信食の安全意識の高まりから、金属探知機を備えていないだけで入札から外される取引先が出てきていた。

やったこと

異種米混入対応式の精米機としてトーヨーコンタミ対応精米機(DCM-20)を導入し、品種の混入を抑えた。玄米石抜機(トーヨー AA-2)と山本シフター(F301)で石や着色粒を取り除く工程を強化し、金属探知機(ND-840SU)で異物の検出を行う体制を整えた。フレコンに対応した特注の米張込機も導入し、精米ラインを一貫して構成した。これらの設備により、精米の品質と作業効率を両立させた。

  • その他フレコン対応米張込機特注品
  • 加工機トーヨー玄米石抜機AA-2トーヨーコンタミ対応精米機DCM-20山本シフターF301
  • 検査測定金属探知機ND-840SU

新しい製品・サービス:異種米混入対応式の精米機を含む高度精米ライン

事業の効果

  • 5年間で契約農家数が約3倍の220軒に増えた
  • 売上高 1倍→1.5倍

導入後はクレームがなくなり、機内の清掃時間が大幅に減少した。その分、営業に時間を振り向けられるようになった。高品質の米を安定して作り販路に乗せる仕組みが整い、5年間で契約農家数は約3倍の220軒に増え、売上高は約1.5倍となった。

今後の展望

コロナ禍の巣ごもり需要や周辺餅屋の高齢化を背景に餅の加工場建設を計画中で、邑智米・瑞穂米の美味しさを一層広めていく方針。

事業者の声

精米の仕方でコメの旨味も、質も変わる。精米機のボタン一つ押せば、終わりではないんですよ

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。