ものづくり補助金平成26年度建設業山口県

3Dソリューションを活用した計測・調査・提案事業による付加価値・効率性の向上

株式会社テイケイエンジニアリング

成果測量調査作業日数 34日/人→29日/人

この事例のポイント

  • 2D測量では現場に数名が数週間から数ヶ月かかり、その後の設計計画や提案にもさらに時間が必要だったため、顧客の要望するスケジュールや予算に合わず受注を断念する案件があった。
  • UAV(無人航空機)、3Dレーザースキャナー、GPS受信機の機種とメーカーを、機能や仕様を確認したうえで選定した。
  • 測量調査作業日数 34日/人→29日/人。測量調査の作業日数が1人あたり5日削減された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社テイケイエンジニアリング
所在地山口県 下関市
業種総合工事業
従業員数24人
資本金925万円
設立2000年

事業の背景

株式会社テイケイエンジニアリングは、公共事業のインフラ整備や土地の利用・建築・開発に関する調査、測量、設計計画、各種認可申請、施工、不動産登記などの工程を担う企業である。現状の測量は2D観測が中心だった。i-Constructionの流れの中で、3次元の元データを取得して設計計画などに活用する需要が見込まれていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力2D測量では現場に数名が数週間から数ヶ月かかり、その後の設計計画や提案にもさらに時間が必要だったため、顧客の要望するスケジュールや予算に合わず受注を断念する案件があった。
  • コスト・採算3Dデータの取得や加工を外注すると予算や納期の問題が生じるが、全国的に3Dデータを計測する業者が少なく、限られた中で外注先を探す必要があった。

やったこと

UAV(無人航空機)、3Dレーザースキャナー、GPS受信機の機種とメーカーを、機能や仕様を確認したうえで選定した。UAVは1バッテリーあたり飛行時間15分、揚力4kgで、ジャイロ機能により精度の高い撮影が可能なシステムを導入した。3Dスキャナーは350メートルスキャンに対応し、従来水準の3分の1の間隔で測定光を発光して高精度な測定を行う。GPS受信機は226チャンネルを搭載し、準天頂衛星やGalileo衛星の電波を受信できる。取得した3次元データについて、モデル作成と解析まで自社で行う体制を整えた。

新しい製品・サービス:3Dデータを活用した測量・計測・提案サービス

事業の効果

  • 測量調査作業日数 34日/人→29日/人

測量調査の作業日数が1人あたり5日削減された。地形的な理由で従来は測量が困難だった場所も計測できるようになり、さらなる時短が期待される。作業時間の短縮により人件費が減り、案件の短期化や省力化、コストダウンが図れるため、大型受注業務でのメリットが期待できる。さらに、3次元での現況確認や写真の立体化により成果品の分かりやすさが向上し、2mm程度のひび割れも検出できるようになった。

今後の展望

3次元データを利用したサービス革新を拡大しており、実務での図面の3次元化、ハンディスキャナーを用いた文化財のアーカイブ、インフラ調査での点や線を面にする詳細データ作成など、運用の高度化を進めている。技術のスタンダード化も間近であり、今後も運用を推進していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。