ものづくり補助金平成26年度製造業徳島県

XMF Remote の導入

徳島県教育印刷株式会社

この事例のポイント

  • 少子化と学校統廃合により、主力の教材や学校関係の印刷物の需要が減りつつある。
  • クラウド環境で入稿、校正、承認をWeb上で行えるXMF Remoteを導入した。
  • クライアントが自分のタイミングで入稿、校正、承認を行え、承認後は自動で下版できるため納期が短縮される。

事業者のプロフィール

事業者名徳島県教育印刷株式会社
所在地徳島県 徳島市
業種印刷・同関連業
技術分野情報処理
従業員数49人
資本金1,200万円
設立1971年

事業の背景

徳島県では少子化による生徒数減と学校の統廃合が進み、当社の主力である教材や学校関係の印刷物の需要が減りつつある。数年前から学校関係以外の顧客を増やしてきたが、短納期への対応が難しく苦戦していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 販路・情報発信少子化と学校統廃合により、主力の教材や学校関係の印刷物の需要が減りつつある。
  • 納期・工程学校以外の顧客を増やしつつあるが、短納期への対応が難しく苦戦している。
  • コスト・採算価格を維持しつつ短納期に対応する戦略を模索していた。

やったこと

クラウド環境で入稿、校正、承認をWeb上で行えるXMF Remoteを導入した。根幹のアプリケーションであるXMF Remoteに、ワークステーションとデスクトップPC(Mac mini)を組み合わせてクラウド環境を構築した。複数の執筆者が同時に校正できるようにした。SSLに対応して情報漏洩のリスクを回避した。オペレーターが検版機能を活用する体制をとった。

ソフトXMF Remote
その他ワークステーション
その他デスクトップPC(Mac mini)

新しい製品・サービス:XMF Remoteを使ったクラウド上のデータ入稿・校正・検版・承認のワークフロー

事業の効果

クライアントが自分のタイミングで入稿、校正、承認を行え、承認後は自動で下版できるため納期が短縮される。検版機能の活用でロスやミスが減り、校正係は内校や版下校正に集中できるようになった。地域格差がなくなり、大都市圏への市場拡大も期待できる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    学校関係の需要減を背景に一般企業向けへ広げる戦略が書かれ、既存事業との流れは読めるが、過去の取組との具体的な一貫性は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    少子化・統廃合による需要減と短納期対応の苦戦が書かれ、大都市圏への市場拡大も期待されるとあるが、強みの数値的裏付けはない。

  • 課題の認識と解決4

    短納期対応が難しいという課題を挙げ、クラウドでの入稿・校正・承認により納期短縮と付加価値向上を図る方針が具体的に書かれている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    従業員数49人や検版機能の活用に触れるが、補助事業を遂行する体制や人材計画の具体的記述は少ない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客ターゲットは一般企業、利点は短納期と地域格差の解消として書かれるが、ニーズの裏付けは示されていない。

  • 事業化までの道筋3

    既存クライアントへの展開を進め5年後にワークフローの標準にする方針があるが、スケジュールや課題解決の詳細は薄い。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    クラウド入稿・校正の仕組みを導入する点は書かれるが、同分野での普及度や高価格化の水準は示されていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    地域格差の解消や大都市圏への市場拡大が期待されると触れるが、波及効果や雇用創出の具体的記述はない。

  • 費用対効果2

    導入の効果として納期短縮や検版によるロス・ミス減少が挙げられるが、投入額や付加価値額の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    クラウド環境とWeb校正による新しいワークフローが示されるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    徳島県を拠点とする地域企業が県外顧客へ展開する方針が書かれ、地域の経済成長への寄与は間接的にうかがえる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

既存のクライアントを中心にXMF Remoteを使ったデータ入稿・校正・検版・承認を広め、5年後には当社のワークフローの標準にする。また、県外の新規顧客開拓に努める。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。