回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社宇和島プロジェクト
成果作業人員 3名→1名
| 事業者名 | 株式会社宇和島プロジェクト |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 愛媛県宇和島市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 19人 |
| 資本金 | 2,800万円 |
| 設立 | 2012年 |
平成14年に宇和島漁協青年部の有志で創立し、平成24年に株式会社として設立した。宇和海で水揚げされた養殖魚や天然魚の生鮮魚介卸売と加工品製造を行っている。宇和島周辺の水産加工企業では手作業による工程がほとんどで、人口減少による慢性的な人手不足に悩まされている。
抱えていた課題
やったこと
タイの三枚卸機器を導入した。従来は男性熟練技術者3名が手作業で行っており、平均年齢は64歳と高齢化していた。2kg前後ある魚の重量を長時間作業するのは体力的に厳しかったが、機械化により高齢者や女性でも作業できるようになった。導入後は作業者1名で毎分約15尾の処理が可能となり、従来の3名で毎分約8尾の手作業から大きく改善した。
| 加工機 | タイ三枚卸機器 |
|---|---|
| 加工機 | フィーレ加工ライン |
| その他 | 冷凍庫・冷蔵庫 |
新しい製品・サービス:「みかん鯛」「みかんブリ」「宇和島サーモン(みかん銀鮭)」
作業人員は3名から1名で対応できるようになり、毎分の処理数は約8尾から約15尾へ増えた。作業時間が大幅に短縮され、処理能力は導入前の2倍になった。加工技術を持たない女性や高齢者でも作業できるようになり、採用のハードルが下がった。今まで控えていた受注を獲得できることから、売上高の拡大につながる見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成14年の漁協青年部からの創立と、みかん魚ブランドが売上高の20%を占めるまで成長した経緯が具体的に書かれている。
国内鮮魚卸業者として初のハラール認証取得や、受賞後2ヶ月で売上が2倍になった事実から、競争優位性がうかがえる。
三枚卸工程がボトルネックで受注を断っていた課題を認識し、3名から1名、毎分8尾から15尾へという数字で解決策を示している。
処理能力が導入前の2倍になった実績はあるが、今後の売上や付加価値の数値目標は示されておらず、実現可能性は読み取りにくい。
担当者や採用活動の継続は書かれているが、補助事業を遂行する体制や人材配置の具体的な記述は薄い。
みかん鯛は女性や子どもにも好評で、量販店の新規開拓や関東での知名度向上など顧客ターゲットが示されている。
関東の量販店開拓や中東への海外販売強化は書かれているが、遂行スケジュールや期間は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
みかん鯛は養殖真鯛フィーレより高値に設定され、ブランド魚として高付加価値化を図っていることが書かれている。
宇和島周辺の人口減少と人手不足の課題に対し、高齢者や女性の雇用創出に言及しているが、経済波及の数値は示されていない。
作業人員の削減と処理能力2倍という効果は読み取れるが、補助金額に対する付加価値増加の数字は書かれていない。
デジタル技術の活用は書かれておらず、機械化による作業改善と海外販売の検討のみがうかがえる。
ハラール認証や海外販売への展開はうかがえるが、産業構造の転換につながる記述は読み取れない。
愛媛県の特産みかんを活用したブランド魚を宇和島から展開し、地域の水産加工業の雇用にもつなげている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
関東地区での知名度アップが期待されるため、既存取引先への営業活動の強化と量販店の新規開拓を中心に売上拡大を目指す。海外向けの販売も強化する予定である。雇用は採用活動を継続して行う。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日