回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
西染工株式会社
成果インクの色数 8色→9色
| 事業者名 | 西染工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 今治市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 50人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1968年 |
今治地域はタオル産地として分業体制が築かれており、染色加工業者は創業以来タオルメーカーの動向に左右される経営環境にある。最盛期に27社あった同業者は現在8社にまで減少している。当社は今治地域のタオルメーカー70社と綿糸・各種繊維製品の染色加工で取引関係を持つ一方、自社企画商品の開発・製造販売にも取り組んでいる。
抱えていた課題
やったこと
オリジナルプリント加工製品の創出のため、最新の顔料インクジェットプリンタを導入した。これにより、これまで必要だった前工程と後工程がなくなるほか、機能性を持たせた生地へのプリントが可能となった。また、香料と糊を混ぜたものがインクとして利用可能となり、発注元のプリントデータを直接取り込めるようになった。
| 加工機 | 顔料インクジェットプリンタ |
|---|
新しい製品・サービス:プラチナナノ粒子を染色配合して雑菌の繁殖を抑え、臭いを防ぐハンカチタオル「PLAT INUMWET TOWEL」
顔料インクジェットプリンタの導入によりインクが8色から9色に増え、色域が広くなって発色・深みが改善した。色を定着させる糊の特性により仕上がりの風合いも高品質を維持できている。前工程と後工程が不要になり、機能性生地へのプリントや発注元データの直接取り込みも可能になった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去に染料インクジェットで受注販売を始め、その延長で顔料インクジェットを導入した流れが読み取れる。経営戦略上の位置付けは詳述されていない。
今治のタオルメーカー70社との取引や、染色困難素材への対応力など自社の強みが具体的に書かれ、顧客ニーズへの対応が読み取れる。
現状設備では対応できない課題を認識し、前後工程の削減やプリントデータの直接取込みで生産性向上を図る流れが示されている。
売上を全体の30%程度に伸ばしたいという目標が示されている。ただし付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
創業から長い染色加工の実績や取引関係はうかがえるが、補助事業を遂行する人員体制や事務処理能力は記載されていない。
インクジェット導入によりインクが8色から9色で色域が広がり、新規顧客獲得への活動と新たなニーズが具体的に示されている。
展示会出展やHP・SNS活用など今後の活動は示されているが、スケジュールや課題の解決方法の具体性は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
プラチナナノ粒子配合の抗菌ハンカチタオルが大賞受賞しており、同分野で高付加価値化を図っていることが読み取れる。
地域のタオル産地で同業者が27社から8社に減った中での取組として地域性はうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
前後工程の削減など効率化の効果はうかがえるが、投入額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
顧客の高解像度デジタルデータを直接取り込める点はデジタル活用として読み取れるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
プリント加工による新たな商品分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという記述はない。
今治の産地分業制やタオル産業との取引関係を活かした事業であることが具体的に読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
設備導入により自社商品のアイテム数を増やし、商品売上を全体の30%程度に伸ばしたい。展示会出展やイベント参加、自社HPやフェイスブックを活用して新規顧客獲得につなげる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。