回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
水口酒造株式会社
成果製造力 1倍→2倍
| 事業者名 | 水口酒造株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 松山市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 65人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1895年 |
当社は明治28年創業で、道後温泉エリアに居を構える日本酒メーカーである。国内の日本酒販売の低迷を背景に、平成8年より地ビールの製造・販売を始め、その後も焼酎や発泡酒等を手掛けてきた。近年は低アルコールの発泡酒人気が高まり、大手をはじめ各メーカーが同商品群へ主力をシフトする動きを見せていた。
抱えていた課題
やったこと
ピーク時生産量への対応のため、冷蔵貯蔵タンク(サーマルタンク密閉2000型/容量2,241ℓ)を導入した。また、新型の瓶詰機(半自動カウンタプレッシャ充填機)を導入した。貯蔵タンクは容量増加に加え、冷蔵機能と温度制御機能を併せ持つ。瓶詰機は液押し圧力を強くしても瓶口のバルブ機能を維持でき、圧力制御により一定に保つことで液垂れを大幅に軽減した。
| 加工機 | 冷蔵貯蔵タンク(サーマルタンク密閉2000型/容量2,241ℓ) |
|---|---|
| 加工機 | 半自動カウンタプレッシャ充填機(瓶詰機) |
新しい製品・サービス:道後ジン(酒粕由来の清酒の旨みある新商品)
貯蔵タンクにより移動時間と冷蔵庫の電気量コストが減少した。瓶詰機により液垂れによる廃棄が解消された。2つの設備で約2倍の製造力を実現し、大手酒類問屋への出荷量は倍増、百貨店・大手スーパー・輸出関係の商社との取引にも柔軟に対応できる生産基盤を構築した。繁忙期も従業員に負荷を掛けない就業体制につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
当社の歴史と地ビール・焼酎等の製品展開が書かれ、市場動向に応じて業容を維持してきたとあるが、経営戦略上の位置付けは具体的に示されていない。
首都圏・海外需要の増加と設備不足が書かれ、競争優位への言及はあるが、自社の強み・弱みの具体的な分析は薄い。
設備不足や工程ムダ、就業時間延長という課題が明記され、貯蔵タンクと瓶詰機の導入で約2倍の製造力を実現したと書かれている。
製造力が約2倍になり、大手酒類問屋への出荷量が倍増したと数字で示されている。ただし付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
担当者は経理担当の和田と記載されているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的説明はうかがえない。
低アルコール飲料の市場拡大や多品種化、首都圏・海外需要が書かれ、顧客ニーズの裏付けはあるが、ターゲットの整理は薄い。
今後の販路開拓やアジア展開、柑橘とのタイアップが述べられるが、スケジュールや課題解決方法は具体的ではない。
公開されている事例からは読み取れません。
低アルコール発泡酒は大手も参入する分野とあり、同分野での高付加価値化・高価格化を示す記述はうかがえない。
観光活性化や地域柑橘とのタイアップによる来県者増への貢献が書かれるが、雇用創出や波及効果の数字は示されていない。
2〜3%の廃棄を解消し、製造力約2倍を実現したと具体的な効果が示されている。投入額との比較は書かれていない。
冷蔵・温度制御機能や液垂れ軽減といった設備の工夫は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
道後温泉エリアの地域特性や地元柑橘とのタイアップ、観光活性化への貢献が書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
低アルコール飲料は市場規模の増加が見込まれ、全国の酒類商社・デパート・通販業者とのタイアップや、アジア等の海外展開に注力する。地元柑橘類とのタイアップ製品で愛媛への来県者増にもつなげ、地域観光活性化に貢献しながら企業価値を高めていく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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効果:処理時間 60分→5分