回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社筑紫工業
成果接着剤の塗布量は2/3ですむ。
| 事業者名 | 株式会社筑紫工業 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県 那珂川市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 従業員数 | 28人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1973年 |
同社は昭和48年に創業し、昭和58年からVカット工法による化粧シート貼り内装造作材を製造している。大手メーカーの参入で価格競争が厳しくなったため、低価格帯を避けて付加価値を追求する分野へ注力してきた。生産は全て受注生産で、小ロット多品種に対応するためVカットマシーンを使い続けてきた。
抱えていた課題
やったこと
改装額縁構造の工法「リマド」の製造に、高周波フラッシュ接着機を自社に合うよう設計して導入した。接着剤の乾燥に代わり高周波で内部の水分を発熱させ、養生時間を入れても1本当たり40秒ほどで仕上がるようにした。気温や湿度、材質に応じたプレス時間のデータを集計して高周波接着機に入力し、新人でも長年の経験を積んだ職人と同じような接着ができるようにした。これにより芯材の乾燥時間が不要になり、仕掛品がなくなった。
| 加工機 | 高周波フラッシュ接着機 |
|---|
新しい製品・サービス:改装額縁構造を形成する工法「リマド」
高周波接着機の導入により、芯材の乾燥時間が不要になって製造リードタイムが大幅に短縮され、仕掛品もなくなった。接着剤の使用量と単価が下がり、反りなどの変形もほぼ生じなくなった。新人でも熟練者と同じような接着ができるようになり、作業負担が軽減されて労働環境も改善した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和58年からのVカット内装造作材製造が基盤で、高周波接着機導入は既存事業の延長として位置付けられるが、経営戦略上の明確な位置付けは記載が薄い。
大手参入で価格競争が厳しくなり付加価値分野へ注力したと記載あり。小ロット多品種対応やリマド販路開拓など強みを示している。
接着工程の養生時間が夏4時間・冬6時間かかっていた課題を挙げ、1本当たり40秒ほどに短縮された数字も示されている。
接着剤使用量2/3、単価半減などの数字はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員28人、新人でも接着可能になったと記載はあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力の具体的記述はほぼない。
ドア枠・窓枠の化粧シート貼り材をリフォーム用に投入する計画と、ゼネコン・不動産管理業者などへの顧客拡大が書かれている。
リフォーム用商品投入や全国販路拡大など今後の方向は書かれているが、スケジュールや課題解決の具体的方法は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ラッピング主流の中で小ロット多品種向けVカット工法を維持し高付加価値分野へ注力したと記載があり、同分野での高付加価値化がうかがえる。
職人不足の企業から評価されると記載があるが、地域経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
接着時間や剤コストの削減数字はあるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果は示されていない。
データを高周波接着機に入力し新人でも接着可能にした点はわずかにデジタル活用がうかがえるが、サプライチェーンへの貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
福岡県の企業で九州・山口を中心に事業を行うとあり地域性はうかがえるが、地域経済成長を牽引する記述は限定的。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
リマドを全国販売し、リフォーム用商品としてドア枠・窓枠の化粧シート貼り内装造作材の投入を考えている。顧客は建設会社やリフォーム業者に加え、不動産管理業者、ハウスクリーニング業者など新たな顧客にも広げる計画である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
大日メタックス㈱にて、機械本体の納品前に制御ソフトと加工プログラムをインストールし、試験加工を行って検査した。
効果:製造工程数 12工程→8工程