回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社八坂木材
成果生産可能数量 400本/日→500本/日
| 事業者名 | 株式会社八坂木材 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 武雄市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,立体造形 |
| 従業員数 | 17人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1971年 |
木杭は軟弱地盤に有効な工法として見直され、需要が伸びている。佐賀平野の軟弱地盤では木杭が強度・施工コスト・環境面で優れており、住宅基礎や地盤改良での利用が広がっている。当社は土木用・住宅用基礎木杭を製造しているが、チェーンソーによる手作業のため先端加工のバラツキ、生産能力、労働安全面に課題を抱えていた。
抱えていた課題
やったこと
3面杭先削り機と加工ラインを導入した。導入した機械は、杭の先削ぎ(3面)が長さ2.0mから6.0mまで、径球90mmから200mmの杭に対応し、フォークリフトによる投入で自動運転ができる。これにより木杭の先端加工が自動化され、高品質で均一な丸太杭の加工・製造が可能になった。作業員は加工ではなく、パイラー投入前の選別や向き替えに専念できるようになった。
| 加工機 | 3面杭先削り機及び加工ライン |
|---|
生産可能数量が従来の2~3倍となり、大量受注や急な現場対応も可能になった。先端角度が揃い平滑さが増したことで他社との優位性をアピールできるようになった。作業員の労働安全面(白ろう病)が改善し、生産効率も上がった。コスト削減により希望価格での販売に有利になり、収益性の向上も見込まれる。リピートも増えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
手作業のチェーンソー加工を機械化する方向性は読み取れるが、事業の経緯や過去の取組との一貫性は具体的に書かれていない。
木杭需要の伸びと、先端加工のバラツキ解消による他社との優位性アピールが書かれており、強みを活かす内容が読み取れる。
先端加工のバラツキと生産能力の課題を示し、生産能力400〜500本/日、2〜3倍増という数字で解決効果が示されている。
生産能力2〜3倍増、400〜500本/日という数値目標と成果が示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員17人と技術継承の記述はあるが、補助事業を遂行する体制や事務処理能力については書かれていない。
木杭が到達杭より圧倒的に安いことや、リピート増加、品質均質化による顧客の反響が具体的に書かれている。
今後の展望として販路拡大や情報提供が書かれているが、スケジュールや課題解決の方法は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
木杭は見直しが進む分野とあるが、普及度や高水準の高付加価値化を示す記述はわずかにうかがえる程度。
佐賀平野の軟弱地盤や県産間伐材の活用に触れているが、波及効果や雇用創出の数字は書かれていない。
コスト削減や収益性向上に触れるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は示されていない。
自動運転の加工機導入は書かれているが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は具体的に読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
佐賀県武雄市の地域資源である間伐材や佐賀平野の地盤特性を活かした事業であることが具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
土木分野では、セメントやコンクリート製品による地盤改良から木杭による地盤補強への需要増加が見込まれる。庭園資材は加工品質の向上により販路拡大ができる。住宅用基礎杭は、住宅メーカーやユーザーに対し、木杭が到達杭に比べて圧倒的にコストが安いことや、導入機械による高品質な木杭の情報提供を行い、認知度向上を図る。
作業員の経験や技術によってバラツキのあった品質が均質化され、技術の継承面でも非常に助かりました。
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日